だるまの森のごろうコンサートは、大人も子供も、健常のひともハンディあるひとも渾然一体となって、素晴らしくもりあがりました。まずは、手作りハープで静かに始まり、聴衆も、ワイングラスを始め思い思いの楽器で参加。そして、会場のコンセントレーションが高まる中で、楽器をアフリカンドラムに換え、いきなりのスタンディング、ダンス状態。大人も子供もトランス状態で湧き上がりました。楽器を持ってきた聴衆とのインプロヴイゼーションあり、ヴアイブやワイングラスを使っての全員参加のセッションありで、みんな大満足。後半は、中華メインでの(たまたま中国帰りだったもので・・すみません)パーティで、ここから参加の人もいてまたまた盛り上がり、ついごろうもおまけコンサートやってしまったりして大満足。
でも、僕としては、いままで外と人ごみが苦手だったSさんが、はじめおずおずと、しかし、最後には確信をもってにこにことドラムを打って参加してくれたのに大感激。途中薬がのみこめなかったり、大変でしたけど、最後のパーティまで自発的意志で残ってくれてしかも一杯食べてくれてますます大感激。そして、勇気を持ってSさんを連れてきてくれたお父さん、お母さんに本当に感謝と尊敬です。これは障害もった子供をもつ人でないとちょっとわかりにくいかもしれないけど、障害をもつ子供を連れて外出ということは、本当に親にはリスクと勇気がいることなんです。しかも、Sさんのような青年期の人だと本人の自発的意思や青年期特有の親との問題(これらも誰でも同じくありますけどね)もあるし・・・ですから、子供が楽しめて、一番喜んでいてお父さんとお母さんの気持ちが痛いほどわかります。本当に勇気と努力が報われたんです。
同じ障害もった子供といらした家族でも、戸口でくるっと振り向いて帰るコールになってしまった子供もいたけど、でも、Kさん、何度でも連れてきてよ、Enough
For Today?はそういう店です。今回みたいにどっか非難場所をつくって受け皿も考えます。(もっとも、Kさん夫婦は、そのあとたいこで踊り狂ってました。そういうKさん、大好き!ポジティブに生きる人大好き!真剣と深刻は違います、真剣かつ楽しく生きよう!)子供にだって、普通の子と同じく、その日の気分もあるし、できるときできないときがあります。Sさんのように、果実が熟して落ちて行くように乗り越えるときもあるんです。でもそれには、Sさんの両親のように周りがいつも押し付けでなくやさしく押し出してやらなければ、熟したものが、収穫されずにいつのまにか腐って落ちてしまうこともあるんではないでしょうか?たまたまできないときをもって「うちの子はできない」「うちの子は苦手」と決め付けては、子供の行動を制限してゆくと子供は本当に作業所と家庭を往復する人生になっちゃうじゃないですか!
ごろうもとっても喜んでたし、またやるぞー。また、他の人のコンサートもやりたいな・・・!
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