(事業名称)
どんぐりはうす
武蔵野市本町1−26−2
イナッフ・フォア・トゥデイ?
代表 岡部 耕典

どんぐりはうす計画の概要
高齢者・障害者・子供が地域で共助する「富山型デイサービス」型(添付資料参照)のノーマライゼーション思想に根ざし、自立した高齢者と障害者が中心となって運営サポートし利用者となる共助型の小規模施設として、アーティストが常駐する工房と高齢者・障害者・子供のたまりばとなる茶屋、屋外のお祭り広場が結合した、「はうす」という新しい概念をもつ地域に開かれた小規模・多機能の複合施設を作りたい。
(1)基本コンセプト
高齢者・障害者・子供が、自然な形で地域のなかで利用し、働く、「家」になぞらえた、あたらしいコンセプトの小規模・多機能・自立的ノーマライゼーション型デイセンター、「はうす」をめざしている。
基本的な特徴は以下のとおりである。
1 高齢者、障害者、子供という社会的弱者を利用者と運営スタッフの核とする、食べたり、だべったり、はたらいたりする、社会と家庭の縮図である「はうす」をつくり、地域における生きたノーマライゼーションの実践の場とする。
2 専門のアーティストが指導する高齢者、障害者の工芸・芸術活動を「はうす」の「仕事」とする。
3 たまりばとしての「温泉茶屋」を作り、「はうす」の居間とする。
4 あそびばとしての「御祭り広場」をつくり、「はうす」の「遊び場」とする。
4 シニアスタッフを積極活用し、比較的健康な地域の高齢者の生きがいつくりを図る。
シニアスタッフ
高齢者を運営補助のためのボランティアスタッフとして(1回謝礼1000円程度)積極活用し、高齢者の社会参加と自己実現を図る制度
(2)施設概要
全体施設は、建物設備を踏まえ、以下の3つの部分から構成される。
工房(アトリエ)
温泉茶屋(たまりば) お祭り広場(屋台と舞台)
工房(アトリエ)は、イナッフ・フォア・トウディ?の「どんぐりずむ」の活動(添付資料参照)を通じ、ハンディある人の芸術の指導に長じたアーティスト「だるまの森ごろう」(添付資料参照)の常駐個別指導と個別プログラムに基づき、工房スタッフの個々のテーマに応じた、工芸、童画、音楽等の自己実現のための芸術・工芸活動をおこなう。
例) 自分のためだけの楽器つくりと演奏指導、家族のためのインテリアつくり、自分の童話を本にする、版画、紙芝居、CD製作などなど
工房は、登録会員制とし、月定額の参加費を支払い、原則事前申し込みにより利用するものとする。
工房運営は、工房管理者が行い、専従職員がサポートする。(将来は、シニアスタッフの補助も検討)
温泉茶店(たまりば)は、早朝からひらく畳敷の喫茶&たまりばスペースに、インターネット接続のパソコンを備える。(インターネット利用は、若干の費用を徴収)
地域の自立した独居高齢者等のために、風呂も可能な限り常時使用できるようにし、喫茶と風呂で、ちょっとした温泉気分?でくつろいでもらう。
日によっては、その場所でのマッサージ、メイクアップ指導、カウンセリング等も対応したい。(いずれも実費負担・予約制が原則)
自立した高齢者・障害者を対象とするため、原則、施設としての介護対応はおこなわないが、地域のケアグループ等の連絡場所、ケア場所としても活用してもらうことを積極推進したい。
利用は原則登録制とし、登録会員は、利用料(1日フリーで、御茶代実費200円程度)を払えば、自由に利用できる。ただし、インターネット利用は、有料、また、昼食(材料実費相当500円程度)については、前日までの予約とする。
厨房で焼く自家製天然酵母パンや、有機や天然を中心とした環境・健康にも配慮した食材を使用するものとする。
登録会員の利用と施設運営に差し障りがない場合は、一般の外部の利用も受け入れることが、ノーマライゼーションと地域との融合の為には必要と考えるが、その場合は、登録会員から支払受ける実費相当プラスαのカンパと、話し相手等の関りの姿勢を前提としてもらう。
喫茶、調理は、専従職員が中心となり、シニアスタッフが補助する形でおこなう。
お祭り広場(屋台と舞台)は、庭を利用したオープン形式の店舗&イベント空間を作りたい。屋台では、工房の製品や地域から積極的に募った地域の高齢者・障害者の手作り工芸等を、中心に行い、店舗販売管理はシニアスタッフもしくは商品提供者による自主運営としたい。
舞台では、紙芝居等のだしもの・大道芸・ミニコンサートなども催すが、ここには、高齢者・障害者に限らず、また、必ずしも地域にこだわらず、広く「芸達者」達にひろく開放したい。
両方あわせて、地域常設の小さな祝祭の場、縁日的空間としたい。
さらに、残りの庭全体は、可能な限り、植木等も含めたエコロジカルなビオガーデンとし、身近な生態系を組み入れて、子供たちへの生きた学習の場とする。
障害児のレスパイト等の遊び場所にも活用してもらいたい。
また、園芸の得意なシニアスタッフの応援も将来検討したい。
(3)どんぐりはうす応募にいたる経緯
障害児の親となったことを契機として、99年12月初旬に吉祥寺市街地(本町1-26-2、いわゆる"近鉄裏")にベーカリーカフェ「イナッフ・フォア・トゥデイ?」を開店し、(添付資料参照)微力ながら、武蔵野市に豊かな福祉土壌を実現するための「町を耕す」活動、具体的には、地域における障害者と健常者の自然な交流ができるコミュニティの店作り=「心のバリアフリーの店」を運営してきた。
開店後1年を過ぎ、店の常連さんたちを中心とする多くの人々の善意と共感に支えられ、活動は店内にとどまらず、音楽とアートの共同イベントである「どんぐりずむ」の定期的開催、インターネット上の草の根市民運動の会議室「バーチャルカフェhttp://www.eft.gr.jp」の開催、福祉映画上映会の共催等のひろがりをもつにいたっている。
この「町を耕す」柔軟かつ、軽快な福祉的コミュニティ活動と、そこで培ったノウハウや人脈を生かし、町と対になるコミュニティである「住宅地を耕す」ことが、この募集応募の動機である。