Bakery/Cafe/Bar
Enough For Today?

What is “Enough For Today?”

  


当店は、粉からの手作り・自家焼の天然酵母国産小麦のパン・ピザを特徴としたベーカリー・カフェ・バーです。

 

そして、私たちの自閉症の息子の将来の生活、そして広く知的ハンディある人達および関係者との交流と相互支援の場を作りたいという動機に対する、様々な人々の共感と暖かい支援を得てできあがりました。

 

店名となった「Enough For Today?」には、「今・現在を感じて生きよう」という積極的な姿勢が込められています。「今を生きる」とは、リラックスして、かつ、自分本来の姿と目指すものを見失わずにやってゆくという意味です。

以下に、この店の目指すものをご紹介します。

 リビングルーム・開かれた溜まり場

ハンディもつ人たちを含め様々な人たちが、安心して来店し、交流できる店とする。

 

アットホームな雰囲気のなかで、隣に座った見ず知らずの人とも仲良くなれる、たまには飲んですこしはめをはずす、「本来のカフェ」としたいと思います。

特に、自らが自閉症児の親として、知的障害を始めとするハンディを持った人たちが安心して来店できる店としたいと思います。

 

ダイニングルーム・こころのこもった食材

考え方をともにする障害者支援団体・地域活動・環境運動支援組織のネットワークからの、安全でおいしい食材の調達を基本とし、相互援助および物心ともの交流を深める。

 

札幌市札幌育成会から添加物なしの天然腸使用ソーセージ等製品、杉並区ほびっと村長本兄弟商会より無農薬有機栽培の野菜等を購入し食材等として使います。経営理念・食べ物の製造工程含め心から信頼がおける「仲間」の素晴らしい材料を使わせてもらうと同時に、それを購入するという行為でささやかながらの相互貢献ともしたいと思います。その他の食材も可能な限り徐々に切り替えていきたいと思います。食材以外でも、イギリスセントマーチンスクール卒業生のアーティストグループのカジュアルアートのインテリア等の協力があります。

 

書斎・インターネットカフェ

インターネット設備と書籍庫、掲示板(&ホームページ)を用い、自閉症の親や教育関係者をひとつの核にした、「書斎」とする。

 

イナッフ・フォア・トウデイはインターネットカフェでもあり、ウェブ上で、さまざまな情報検索を行える設備は整え、また、店のホームページ通じて、遠隔地の人達やお客様との交流も図りたいと思います。同時に、店内の掲示板や書籍庫も活用したいと思います。

私たちの成り立ちからして、データベースの核は自閉症関係になりますが、利用については、広く市民活動の人たち・地域活動の人たち、カウンターカルチャーのひとたち・ボランティアのひとたち・マイノリティの人たち等に開放し、しかも、同時に飲んで食べて楽しく、知り合い、つどえる場所にしたいと思っています。

 

ムーブメント・心のバリアフリー

この店での実践・経験を踏まえ、武蔵野市で、「心のバリアフリーの店」という運動を計画したい。

バリアというとトイレ等設備関係が主体に考えられがちですが、「心のバリア」もこれに勝るとも劣らぬ大きなバリアと思います。そういう意味で、お店側が、そういうハンディある人を喜んで受け入れる「構え」があるということを、ステッカー等にして掲示すれば、ハンディもつ人も安心して入れますし、従業員の人たちのモラル向上、お店にたいする社会的評価の向上にもつながると思います。それに、厳しい不況のおり、消費者としてのハンディキャップをもつ人のパワーだって、お店としてはとりこむべきなのではないでしょうか?地元武蔵野市において「武蔵野市障害者計画」も策定された機会に取り組んでいきたいと思います。

 

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