映画に登場するのは7人のアーティスト達。彼らは知的障害者とよばれる人達でもある。7人の創作活動とそれを支えている暮らしの断片を見つめていると、アートのかたちほのみえてくる・・・<解説より>
六本木シネヴィヴァンで今年3月に公開されて大反響呼んだ映画。でも、こういう映画の性格上、3月末で上映は終わり、見逃した人もいっぱいいます。今回、見て感動してたのがひょんな縁で、上映する側にまわってしまいました。
でも、監督の佐藤真さんいわく、「知的障害者の優れた作品紹介というアートオリンピックの映画だけにはしたくなかった(中略)・・ところが、撮って行くうちに肝心のアートということが訳わからなくなってきた・・(中略)だが、その意図も、なぜこうなったかの理由も、もうすっかり忘れてしまったし、とても言葉で表せるものではない。」というのがほんとにそのまま映画になってるかんじで、そこがとっても気に入ってます。
障害者福祉の啓蒙映画でもないし、かといって、「障害者=特殊なアーティスト」というステレオタイプでもないですからね!ありのままの「にんげん」と「表現」を表した映画です。絶対にお勧めだよ!
上映のきっかけつくってくれた湖山病院の湖山さん、出会いのきっかけつくり、主催を引きうけてくれたボランティアステーションの千田さん、ビデオ試写会に協力してくれた武蔵野市社会福祉協議会ボランティアセンター武蔵野のみなさんどうもありがとう。