ボランティアステーションの千田さんにつれられて、「これはもう絶対にお勧め」という川崎市の「たまりば」というところにいってきました。
これがもう、すごくいいスペース。西野博之さんという方が、不登校の子供達のフリースクールとして始めたのが、活動の発端だったそうですが、今では、「不登校」も「フリースクール」という枠も、あげくのはては、会費という枠すらとっぱらい、誰もが自由に集え、好きなことをするまさに溜まり場、となっています。午後になると、50人以上の子供(+いろいろ)がくるそうで、絵をかいたり、楽器いじったり、料理つくったり、まさに好きなことをやっていました。知的障害の人もくるそうです。
この写真とるときの許可を得たら、西田さんは一人一人の子供に、「ほーむぺーじというのにのせるんだけど、撮ってもいいかな?」とひとりひとりに丁寧に聞きます。「プライバシーだからとっちゃだめ」と断るか許可するか、どちらかの反応を想定していただけに、ひとりひとりに聞く、というのは、考えてみればあたりまえですが、咄嗟にはなかなかできないこと。それを、全く自然にやさしげにこなしている(もともととても柔和な仏様のような顔をしています)西田さんに、そしてそれを当然のこととして受け入れている子供達に、この場所のずっとやってきたありかた、西田さんの生きる姿勢を垣間見る思いがします。
なにか西田さんの話ばかりになりましたが、人が集う場所の魅力は、ロケーションでも設備でもなく、人、ということをつくづく感じました。でも、西田さんも「パン焼くのはいいな。食べ物っていいですね。店もやりたいな。」とすかさず当方にもフォローをいれてくれて、「吉祥寺にも是非いきたいな」といってくれました。おーい、千田さん、西田さんにハイヤーのお迎えをだしてくれー。