第二回 心のバリアフリー市民会議・夏祭 |
7月20日(海の日) |
続いての構成は、盲目の語り部である川島昭恵の語りと歌、知的障害のある子供の支援活動をしている合田晃の弾き語りのイメージの世界のなかで展開されます。獅子が舞い、少女が佇み、じぶんの大事なものをみつける・・会場はすでに、物語の世界です。 |
異形の獅子から誕生した「いのち」を演ずるおいかどいちろう。そして、金色の舞踏家、ゴールデン鈴木の登場に場内は騒然。異形の芸人達の表現する陰と陽のいのちの交流のなかに、障害あるひとたちの葛藤と喜び、真実の姿を感じたのは、舞台の裏方から見ていたあたしだけでしょうか・・・?最前列に陣取った子供達のくいいる視線のなか、熱い舞踏が繰り広げられます・・(なんか、あとで、子供達のあいだで、おいかどいちろうとゴールデン鈴木のファンクラブができたとか・・・「しろさん」と「きんさん」ですって!そのままじゃないの!) |
川島昭恵の夢の世界は続き、異形の舞踏家の舞は続きます・・・そして、そこに、真打、韓国舞踏家、趙寿玉の登場!こんなに有名な舞踏家が、むうぷと春祭のために駆けつけてくれました!純白のチョゴリを閃かせ、踊り舞い、3人の舞は続きます・・・ブラボー!こんなのどこでもみれないぜ!現代舞踏に混じって、一歩も引かず、しかし、対立もせず、呼応しあい、融合する趙寿玉の踊りに観客は息をのむ暇もありません。 |
そして、再び、ナグネの登場!けたたましくも生命の躍動あふれる演奏が鳴り響く中、趙寿玉は踊り続けます。おいかどいちろうゴールデン鈴木も、ますますエキサイト!ときにコミカルな演出も交えながら、ついに舞台後ろのシャッターを開け放ち、路上に踊り出ます。金塗り、白塗りの全裸の舞踏家が路上で踊り狂うのを見て、ぽかんと口をあけて佇むとおりがかりのひと、びっくりして自転車から転げ落ちそうになったおばさん、でも、子供たちは、もう大喜びです!(これで、むうぷは、また近所で有名?になってしまう・・宮川さんは、頭を抱えますが、むうぷの代表平井さんは、農楽の衣装のまま、飛び出して一緒に踊り狂ってます・・・・ もうここらへんになると、観客も舞台もない、みんなスタンディングの踊りまくり状態になってしまいました。車椅子押しながらおどるおいかどいちろう、あたしも川島昭恵さんを後ろから支え、微熱気味に愚息を抱きかかえながらの大奮闘!本当に楽しかった!いつまでも鳴り止まない拍手のなか、春祭は終わったのでした・・・・・・・ |
そして、2部は、宴会!食茶房むうぷのスタッフ、利用者が朝早くから丹精こめてつくった手づくり有機のおいしい料理の数々・・・飲めや歌えや、踊れや(本当に唄ったり踊ったりになっちゃったのですが)のなか、関係者の提供した素晴らしいプレゼント(イナッフ・フォア・トゥデイ?も、どんぐりずむがっきキットを提供!)の抽選がおこなわれ、延々と宴会は続くのですが、すでに、あたしのカメラのフイルムと理性は尽きていた・・・ので、あとのことはよくわかりません。おしまい。 |