株式会社オリエンタルランド                                                     平成14年8月5日

奥山康夫専務殿

                                                                     

 拝啓

 

 時下清祥ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 

 五度目になりますが、先日送付させていただいた後に寄せられた署名とご意見を送付させていただきます。追加の署名も続々と集まっているともご連絡いただいております、と前回申し上げましたが、今回九州方面からの手書きの署名が600通、埼玉方面からは2600通届いております。これで合計署名は5000通を超えたでしょうか・・・

 

あわせて、前回いただいた7月15日付の手紙にある「カードはなくなっても、速やかに案内」が必要な人には担当者が適切に判断し同等サービスを提供しているので、制度復活の必要はない。」としたことについて、具体的な内容の確認をしました。

 

貴社運営管理部へ問合せたところ、口頭ですが、下記のような運用との回答をいただきました。

 

「速やかに案内するゲストアシスタンスカードの制度はなくなりましたが、待てない・並べないことも含めた傷害のある人の個々のニーズを踏まえた運用面での配慮はありますので、待てない障害のかたも含め安心してインパークください。
 ただし、その対応は、あくまで直接ご来園いただいた際、メインストリートハウスでのみ行われ、インフォメーションで対応の有無について等の事前問合せにお答えすることや手続や手順の公開できません。これは、お客様の個々の事情および園の事情を個別に勘案するためとご了解ください。」

 

心ある実質的対応をしようというご姿勢には感謝しております。しかし、このような運用で、本当に必要な人の利用を妨げることなく、また、不正利用も適切に排除できるのかということについては明確にされず、不安が残るところです。まずは、サポートが必要でインパークを望んでいる人たちには情報を伝え、その利用の結果などの声もお伝えしながら、現実的な対応のなかで考えていきたいし、いただきたいと思います。

それまでは、署名のほうも並行して継続したいと思います。ただし、送り先については、運営管理部のほうから再三に渡り、奥山専務ではなく運営管理部のほうに送ってくれ、また、それは専務のご意向であるというというお話をいただきました。CSの原理原則からして、若干不本意なところもございますが、次回から運営管理部のほうに送らせていただきたいと思います。

 

また、前回・前々回と書きましたがご返事を得られないお願いを再度繰り返させていただきます。可否については、ご返事いただけないのでしょうか?以下のとおりです。

 

今後については、「貴社内部のみで場当たり的対応に終始するのではなく、また、私たち個人に対する今回のような懐柔的対応に終始するのでなく、問題解決に向けて専門家・関係者を交えきちんと現状認識を踏まえ専門的に対処を検討する会合を是非開催していただきたい」と強くお願いします。また、貴社内部情報に触れるという問題があるならば、必要があれば、守秘義務の契約書をかわしてもよろしいかと思います。是非、専務からもお口添えいただければと存じます。また、適うならば参加もお願いしたいと思います。

 

 貴社のますますのご発展とディズニーランド本来のCSの回復を切に願っております。

 

敬具