あふネット(あらかわ福祉ネットワーク)の紹介
・平成11年、荒川区障害者プランに関して、「みんなで創ろう障害者プラン」協議会がつくられた。:車いす使用者、知的障害児親の会、精神障害者作業所職員、アルコール依存症作業所職員など障害の枠をこえて集まった。
勉強会やシンポジウムや区交渉、提言。
・平成12年5月 あふネット発足
団体連合会ではなく個人の集まりで、所属団体にとらわれない自由な活動をする。テーマ毎にネットワークをつないで取り組む。
*目的:障害の種別とさまざまな立場をこえて、相互理解、相互協力を進め、バリアフリーの社会と福祉の向上に努める。
*活動テーマ:権利擁護、街のバリアフリー、情報バリアフリー、自立生活、就労、教育、介護など
*活動・事業
・荒川区立障害者福祉会館条例改正:精神障害者関連団体が利用者登録できるように。
・交通バリアフリー基本構想策定:荒川区や他の障害者団体と協力
・あふネットセミナー:さまざまなテーマを取り上げて、相互理解を図り、今後の活動にいかす。
・区民参画プロジェクト:交通バリアフリー基本構想ほか街のバリアフリーについての調査・検討・提言。
・アートバンクあらかわ:障害を持つ人やそのほかの人にイラスト・写真を提供してもらい、それをデータベース化し、誰もが会報やチラシなどに使えるようにする。
・知的障害者ガイドヘルパー制度懇談会:利用者・家族・ガイドヘルパー、その他の人が集まって、制度の運用についての検討・提言、研修会を行う。
・サポートセンター:支援費制度における日常生活支援(仮称)のヘルパー派遣事業(準備中)
*広報:できるだけ早く詳しく活動を報告する(荒川区では、住民団体の情報提供・情報公開が遅れている)
・会報:あふネットスクウェア(月刊)、あふネットレポート(報告集)
・ホームページ(http://afnet.ne.jp)
*あふネットセミナーのこれまでのテーマ
要約筆記、障害者プラン、地域福祉権利擁護事業、障害者の結婚・出産・育児、新成年後見制度、視覚障害者の情報バリアフリー、自分で描こうマイライフ(自立生活)、心を癒す(アルコール依存)、交通バリアフリー法と基本構想、障害者の性と恋愛・結婚、交通バリアフリー基本構想懇談会、「DRUG」上映会(薬物依存)、障害者の権利は護られているか、障害者の就労、社会福祉基礎構造改革、福祉体験学習、交通バリアフリー基本構想と住民参加、セーフティネット、不登校・ひきこもり、ありのままに生きる(全20回)
*あふネットサポートセンター
全身性障害者介護人派遣事業が支援費制度に移り、いま入っている介護人は事業所を通しての派遣になるため、その受け皿が必要。新規事業のため課題が大きい。詳しくは、サポートセンターレジュメを参照。
*知的障害者ガイドヘルパー制度
・11月から荒川区でも開始。
・中軽度だけではなく重度の人も使える
・条件によっては、15才〜17才の人も使える
(課題)
・利用者登録が少ない
・登録のための講習会が1日だけで、しかも平日。
・若い人のガイドヘルパー登録が少ない(いまボランティアで関わっている人が登録できていない)
(目的)
・見切り発車的なところがあって、やりながら改善していくという感じなので、言い換えると、自分たちが使いやすいようによくしていける。
・親の会などいろいろな団体の枠をこえる。
(やりたいこと)
・運営に関する提言:行政や社協主導の運営委員会では既存の親の会の役員だけになってしまうので(運営委員会は要らない)、さまざまな人が参加し意見交換できるようにする。そうすることで団体の枠をこえるきっかけにする。
・自分たちで講習会を行い登録できるようにする(区や社協と調整する)。あるいは、講習の内容に反映させる。
・研修会:ガイドヘルパー制度にとどまらず、障害を持つ人が地域で暮らせるようにするための総合的な勉強の場にする。
・来年度の支援費制度移行で障害児のガイドヘルパーが新設されるので、18才未満の利用も含めて行う。
*活動の幅を広げる
・共同事務所:以前から、あふネットと関連団体で共同事務所を借りたいという話しがあった。
・NPO法人化
・区の業務の受託(障害者雇用機会の確保、住民参画の機会拡大)
* 課題
・ いろいろなことをやっていると、周囲から、結局何がやりたいんだと見られがち。
・ 団体連合会ではなくテーマ毎のネットワークのため、つながりが弱い。
・ 所属する各団体の活動で精一杯になって、あふネットの活動ができない。実働の会員が少ない。
・ ネットワークの意味のとらえ方に違いがある。
・ 個々の事業ばかり見て、地域生活支援をトータルに見られていない。
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