11月10日 座談会 利用者の報告(メーリングリストより) |
こんにちわ、ちゅうちゅうです。 今日は、「イナッフ・フォア・トゥデイ?」でウイルという雑誌の取材を兼ねた「ここだよねっと」の体験座談会があって、東芝の方、PECOさん、Tさん、ちゅうちゅうで参加しました。 ゲスト?で武蔵野市役所の障害課の方が2名、座談会のお話を客観的に聞かせてほしいということで来られました。 で、もちろん私達としては、位置探査のシステムは必要なものだし、実際モニター中に、行方不明の子供が発見された例もあげて、メーカーの方にはもっと性能の良いものを作ってほしいし、行政にはそれを使用する際の費用の補助をしてほしいという内容でお話しました。 そして、この「位置探査のシステム」を福祉機器として認めて欲しい、助成してほしいというのは、単に機械を貸し出す費用を補足するということではなく、なぜそういう機械が必要なのか、スペシャルニーズをいかに親が訴えていくか、目に見えない障害を持つ人達のニーズを汲み上げる対応が行政として取れるのか、などというさまざまな発展的問題がここに詰まってるんですよということも説明しました。 で、最後にそれぞれ一言みたいなときに、私は「障害のある子供が生まれたから、人生が終わったみたいな、この子のせいであれもできなかった、損したみたいな人生は送りたくない。子供を恨まないように、したいことをして、子供にもしたいことをさせてあげたい。どこへでも連れて行きたいし、普通に生活したい。それを行政に支援をしてほしい。」と言いました。 Tさんは「私は、知的障害の子が生まれたとき、周りの人にラッキーだね、良かったね、って言ってもらえるような社会にしてほしい。」という言葉を言って、これにはとっても感動しました。 「現実、障害のある子供を持つ母親は大変です。 母親は自身が障害の当事者として生活していて、社会的に自分を否定されること、傷つけられることが多いんです。 その母親も含めて、家族を含めた障害のある人達のスペシャルニーズを少しでも受け入れられる社会になってほしいという気持ちで、私達はお話しています。」という補足をKOKAがつけました。 なんか1時間しかなくてあわただしかったけど、市役所の人達も発言しないなんて最初は言ってたのに、いろいろ前向きなお話をしてくれて、とっても満足できました。 親は何から訴えればいいのか、なにがとっかかりになるのかっていうのは、それぞれだとは思いますが、こういう「位置探査のシステム」というとっかかりから、お互い意見を言う機会が持てて、これがいっぱい広がっていけば、本当にいいなと思いました。 横浜のほうで、スタートしたモニターの方も、こういう展開があっちこっちで進むといいですね。ではでは。 |