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七生福祉園溺死事件を明らかにする会 通信
03.11.15 発行 03号
七生福祉園溺死事件を明らかにする会
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皆様こんにちは。「七生福祉園溺死事件を明らかにする会」です。
11月6日(木)に、七生福祉園溺死事件の第1回公判が行なわれ、大石弁護士の文章で報告をさせて頂きます。
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*以下、大石弁護士公判報告*
11月6日午前10時半〜、東京地方裁判所626号法廷で、七生福祉園事件の第一回目の裁判が行われました。
裁判所が、原告側の訴状とこれに対する被告ら側の答弁書について、提出されたことを確認しました。
ピープルファーストの人たちを含め、たくさんの傍聴人が来ていました。
そのせいか、裁判官の裁判の進め方が普通よりもていねいだった気がします。
被告七生福祉園側の答弁書は、大雑把にいうと、
「親は、進さんに手を焼いて施設(七生福祉園)に預けたくせに、18年間も苦労して進さんの世話をした施設を訴えるとは何事だ」という内容でした。
七生福祉園は自分の仕事の意味や起きた事故のことを深く考えて反省したりするつもりはないようです。
被告AIU(保険会社)の答弁書は、大雑把にいうと、
「てんかん発作が原因だったにせよ、薬の副作用が原因だったにせよ、
どちらにしても、進さん自身の体のことが原因だったわけだから、こういう場合には保険は下りない」という内容でした。
進さんの死因は、お風呂の中での溺死です。
てんかん発作や薬の副作用で亡くなったわけではありません。
障害や薬の副作用に関連して(それらに対するケアが不十分だったために)事故・事件が起きたときには、保険金は下りないことになっているのでしょうか。
本当にそんな保険金なのでしょうか。
裁判官は3人いました。
裁判長は原告側(私たち)に、「何をしていれば事故は防げたのか、ということについて、もう一度詳しく準備書面で書いて来てください。
保険会社の言い分に準備書面で反論してください。12月5日までに準備書面を出してください。」と言いました。
裁判長は被告七生福祉園側には、「七生福祉園としての、この事件の見方について、12月12日までに、詳しく準備書面で書いて出してください。」と言いました。
次回期日は12月18日午前11時〜、東京地方裁判所626号法廷です。
傍聴歓迎です。
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われわれは、自己保身のために責任回避する七生福祉園を許す事ができません!!
われわれは、人間の尊厳を冒す七生福祉園を許す事ができません!!
このメールマガジンでは、一人でも多くの方に事件の事を伝えていくことを目的にしております。
また、七生福祉園の事件に関する様々な情報のご提供も歓迎します。
よろしくお願いします。
全国で当事者運動を展開している皆さん、
地域での活動を実践している皆さん、
そして、全国の当事者と暮らしているご家族の皆さん、
命を奪う入所施設、絶対に見逃すわけにはいきません。
共に闘うこと、支援することをお願いします!!
★次回第二回公判決定★
12月18日午前11時〜、東京地方裁判所 626号法廷
七生福祉園に対し徹底責任追及を行ないます。今後、皆様の応援が必要です。
ぜひ、共に闘う事、支援する事をお願いします!!
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七生福祉園溺死事件を明らかにする会
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