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   七生福祉園溺死事件を明らかにする会 通信
      03.12.20 発行 04号

     七生福祉園溺死事件を明らかにする会

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皆様こんにちは。「七生福祉園溺死事件を明らかにする会」です。
12月18日(木)に、七生福祉園溺死事件の2回目の公判が行なわれました。
かんたんに報告させていただきます。

12月18日午前11時から、東京地方裁判所626号法廷で、七生福祉園事件の2回目の裁判が行われました。
全国のピープルファーストの障害当事者の方達をはじめ、障害当事者の親の方など、傍聴席はほぼ満席状態で公判は行なわれました。

裁判所が、原告側の準備書面と東京都社会福祉事業団側の準備書面について、提出されたことを確認しました。

被告、都事業団側の準備書面は、事故当日の事実経過を述べたものでした。
また、佐藤進さんが入所後受診していた病院(2箇所)に文書送付嘱託申出書を提出しました。

被告AIUには、契約時の資料などを次回提出するように求められました。

前回、裁判長が原告側(私たち)に、
「何をしていれば事故は防げたのか、ということについて、もう一度詳しく準備書面で書いて来てください。」と言っていたのに対し、
事件直前に頻回に起きている発作の状況や、一般的にも危険とされている浴室では、「できる限り進氏と一緒に入浴する、
それができなければ5〜10分程度おきに進氏の入浴状況を目で見て確認する、
少なくとも5〜10分程度おきに入浴している進氏に声かけをする」
と、当然に必要だった具体的な援助行為(支援)を答えました。
これには、複数の知的障害者の施設関係の方達が協力してくれました。

AIUに対しては、準備書面の中で
「必要・適切な援助行為がないということ(不作為)は、
それを要する障害者にとっては、「放置」であり、一種の「暴力」であり、広い意味での「虐待」である、と解される。
本件はそのような「不作為」による虐待が原因となった、「外因性」の事故であるものと解される。」などと答えました。

今回、被告都事業団は私達の調べとは異なった発言などもありました。
今後、法廷の中でそれらを明らかにしていく必要があると考えます。

このメールマガジンでは、一人でも多くの方に事件の事を伝えていくことを目的にしております。
詳しい資料など必要な方は、当会事務局までご連絡下さい。
全国の入所施設で酷い事件が起きています。
七生福祉園や入所施設に関する様々な事件の情報のご提供を必要としています。
ご協力、よろしくお願い致します。

全国で当事者運動を展開している皆さん、
地域での活動を実践している皆さん、
そして、全国の当事者と暮らしているご家族の皆さん、
命を奪う入所施設、絶対に見逃すわけにはいきません。
共に闘うこと、支援することをお願いします!!

★「福祉労働101号」に七生福祉園溺死事件について取り上げられました★
現代書館の「福祉労働101号」の「季節風」という欄に七生福祉園溺死事件と当会代表小田島の考えや会の活動が載りました。

★当会通信第二号が発行されました★
通信の第二号ができました。主に10月31日文京シビックセンターでの第一回集会の内容、第一回公判の報告などを取り上げています。
一号、二号は当会ホームページからダウンロードする事ができます。郵送などで必要な方は、事務局までご連絡下さい。

★次回第3回公判決定★
平成16年2月12日(木)午前11時30分〜、東京地方裁判所 626号法廷
七生福祉園に対し徹底責任追及を行ないます。今後、皆様の応援が必要です。
ぜひ、共に闘う事、支援する事をお願いします!!

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七生福祉園溺死事件を明らかにする会
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