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   七生福祉園溺死事件を明らかにする会 通信
      04.06.01 発行 08号

     七生福祉園溺死事件を明らかにする会

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皆様こんにちは。「七生福祉園溺死事件を明らかにする会」です。
2004年4月22日(木)、10:45から東京地方裁判所626号法廷にて第5回公判が行なわれました。
ピープルファーストや当会事務局のメンバー、進さんの親御さん、事業団の職員など30名程度の傍聴の中行われました。

大変遅れましたが、かんたんに報告させていただきます。

今回、原告側は準備書面(3)を出しました。
その中には、進さんが知的障害を持つ当事者であった事、つまり、眼球上転発作がある前に、判断能力などにハンディキャップがあり、
事故を未然に防ぐには、知的障害者入所施設として、専門的なケア(見守り、声かけなど)が必要だった事を主張した内容のものを提出しました。

このことに関しては、事業団側は、この新たな主張について反論を用意し、それから、医学的所見を権威のある医師の方にお願いしていき、
眼球上転についてと、医療機関とどう違うのか、意見書を準備しますとのことでした。

今回の公判では、次回証人尋問をする方について協議されました。
証人尋問の候補は数名いたのですが、結果として、裁判所としては、当時における、進さんの生活状況と、介護がどういうふうだったのか、
当時の現状を把握することが目的となり、その前に、どうすべきだったかは、後の問題として整理しました。
平成15年当時のことを、原告側は進さんのお母さん、お兄さん、
そして事業団側は、寮の事実上責任者である職員と、当日の夜勤であった職員のそれそぞれ2名ずつ証人喚問する事になりました。

◎次回裁判は、事業団職員、進さんのご家族の証人尋問に入ります◎

★次回裁判の予定が決定!!★
6月17日(木)
午前11:00〜12:00 原告二人(進さんのお母さん、お兄さん)
午後13:15〜15:00 事業団二人(寮の事実上の責任者である職員、当日夜勤              であった職員)

★ホームページで今までの公判記録と答弁書、準備書面などを公開しました!!★
七生福祉園溺死事件を明らかにする会ホームページで、第1回〜5回の公判記録(文責・当会事務局)と事業団・AIUの答弁書、
及び、原告側から出された準備書面と、事業団・AIUで出された準備書面を公開する事になりました。
特に事業団の出された答弁書や準備書面については、進さんのご家族への誹謗中傷とも言える本裁判とは関係のないことまで書かれていますが、
ホームページで全国のみなさんに全文を見てもらって、そういった事業団側の姿勢に対し、
私達は改めて福祉を担っている都事業団の専門性に疑問を持ち、本質を問いていくことが必要であると考えています。
※当然ですが、ホームページでの公開については、進さんのご家族も同意しています。
      
このメールマガジンでは、一人でも多くの方に事件の事を伝えていくことを目的にしております。
詳しい資料など必要な方は、当会事務局までご連絡下さい。

全国の入所施設で酷い事件が起きています。
私達は七生福祉園や入所施設に関する様々な事件の情報のご提供を必要としています。
ご協力、よろしくお願い致します。

全国で当事者運動を展開している皆さん、
地域での活動を実践している皆さん、
そして、全国の当事者と暮らしているご家族の皆さん、
命を奪う入所施設、絶対に見逃すわけにはいきません。
共に闘うこと、支援することをお願いします!!

★協力のお願い!!★
全国の知的障害者入所施設では、入浴援助についてどのようなリスクマネージメントを行なっているのか、等の資料を集めています。
また、ジストニアなどによる眼球上転発作に関する資料や、援助に関する資料などを集めています。
その他、この事件に関する情報などありましたら、当会事務局までご連絡下さい。

みな様のご協力をお願いします!!

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七生福祉園溺死事件を明らかにする会
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メールマガジンを転載して運動を拡げて頂く事は、大歓迎ですが、
必要な場合はご一報頂ければ幸いです。