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   七生福祉園溺死事件を明らかにする会 通信
       04.07.24 発行 12号
      七生福祉園溺死事件を明らかにする会

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皆様こんにちは。「七生福祉園溺死事件を明らかにする会」です。

7月22日(木)10:00〜行われた七生福祉園溺死事件第七回公判を黒嵜弁護士の文章で報告させて頂きます。

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黒嵜隆です。

7月22日午前10時の期日の報告です。

当日、午前10時から園職員木村澄江氏に対する証人尋問がありました。

原告の尋問が約40分、被告事業団の尋問が約15分、裁判官からの補充尋問が5分
程度でした。

木村証人に対して、事故当日の職員動き、当日の利用者の入浴状況、進氏を発見した状況、進氏の従来の入浴体制、眼球上転時の状況等についての質問を行いました。
木村証人の答えは、質問の内容に答えるまでにいろいろとあまり関係ないことまでしゃべっていたのでまどろっこしかったです。また、そのために、時間が足りなくなったとも思います。

次回期日までに、これまでの証人尋問の結果を踏まえた主張を行うことになりました。
また、こちらからは、医師及び福祉施設関係者の意見書等による立証を準備することが必要となります。

次回期日は、9月16日午前10時40分、東京地方裁判所626号法廷です。

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七生福祉園溺死事件は、知的障害者入所施設でありながら、進さんの入浴に関して職員がリスクマネージメントを全く行っていなかったことと、当日、職員が進さんの状況を一時間以上にわたって全く認識していなかったことにあります。

寮育手帳3度(中度知的障害)の障害特性、向精神薬の副作用の危険性、眼球上転発作というジストニアへのリスクマネージメント、その一つ一つに対し専門性に欠ける援助方法で行われていました。

七生福祉園ではこの数年間の間に進さん含めて3人もの方が亡くなっています。
やはり、事件が偶然に起こったとはとても言い難いです。
証人で出廷された職員が、ご両親に対して謝罪の弁もなく、この事件に対して反省の弁も一言もなかったことから、また近い将来七生福祉園において事故が起こるのではないかと感じざるを得ません。

私たちは、今後も事件の真相を明らかにし、二度とこのようないたましい事件が起きないように努めていかなければなりません。

     
このメールマガジンでは、一人でも多くの方に事件の事を伝えていくことを目的にしております。
その他、詳しい資料など必要な方は、当会事務局までご連絡下さい。

 全国の入所施設で酷い事件が起きています。
 私達は七生福祉園や入所施設に関する様々な事件の情報のご提供を必要としています。
 ご協力、よろしくお願い致します。

全国で当事者運動を展開している皆さん、
地域での活動を実践している皆さん、
そして、全国の当事者と暮らしているご家族の皆さん、
命を奪う入所施設、絶対に見逃すわけにはいきません。
共に闘うこと、支援することをお願いします!!

 ★協力のお願い!!★

 全国の知的障害者入所施設では、入浴援助についてどのようなリスクマネージメントを行なっているのか、等の資料を集めています。
 また、ジストニアなどによる眼球上転発作に関する資料や、援助に関する資料などを集めています。
 その他、この事件に関する情報などありましたら、当会事務局までご連絡下さい。

 みな様のご協力をお願いします!!

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