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   七生福祉園溺死事件を明らかにする会 通信
       04.10.26 発行 16号
      七生福祉園溺死事件を明らかにする会

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皆様こんにちは。「七生福祉園溺死事件を明らかにする会」です。

先に訂正をさせて頂きます。
前号(10月23日発行)のメールマガジンが14号とありましたが、15号の間違いでした。
申し訳ありません。

本号は10月21日の三回目の和解の話し合いの際に、佐藤さんの父親が裁判所に提出した文章を紹介したいと思います。
 
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「親の最后の抗議文  10月17日」
進が病院内での出来事
進の死に対して病院側、警察署、福祉園側の関係者等の私共に対して何ら状況説明、釈明一切なく、
進の死因に対して、死亡診断書の件、テンカン発作で溺死と此れは明らかにレボトミン服用による出来事(発作)であり、
死亡診断書の作成に関して、疑問を感じます。
此れは、三者の話し合いとしか思って居ります。
又、看護婦がただ一人私共に対して解剖しますかの一言だけで警察署員、病院側、園長のだれかが説明して下されば感えたかもしれません。
又、風呂場にて事件性が発生したかも知れません。
最悪の場合、日野署でなく警視庁に事件の再調査をお願ひする事しかありません。
又、事業団側があく迄も和解を続けるのなら、東京都議団に陳情するのも検討中です。
又、事業団側が私共に対して本当に申訳なく、同じ人間として心の奥から謝罪文なりを要求致します。
進の死を軽々しく事務的に解決して終わろうとして社会的にも許しがたい、私共は憤りを強く感じてる日々です。
此の件に対しても進に申訳なく、親として私は進の元にへ行って謝りたい一心です。
又一緒に遊びたいです。
 
佐藤瀧三郎」
     
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事業団側は、事業団側の準備書面の中にもあるように、原告は保険がおりないから裁判を起こしたと受け止めざるを得ない文章を提出しています。
しかし、原告は上記文中にもあるように、進さんの死に対して、被告都事業団は謝罪一つない、説明一つない、事務的に解決を図ろうとしていることに、
一人の人間の死を軽々しく考えているその姿勢に憤りを感じているのです。
私たちは、この裁判を通して、都事業団には藤進さんの死に対して、反省の心一つないことを改めて認識せざるえませんでした。
私たちは、ご両親と共に都事業団に対し、強い怒りを覚えます。
注目の判決をみなさんと共に聞ければと思います。

☆次回11月18日(木)10:15〜注目の判決!!☆
次回11月18日(木)10:15〜 東京地裁626号法廷で、注目の判決が言い渡されます。
本事件に関心のある方は、ぜひ傍聴に来てください!!
知的障害者入所施設内にて、溺水死した場合、法的責任はどこまで問われているのかが、はっきりします。
入所している利用者の人たちは、どこまで安全な生活を法的に保障さているのか、
施設職員には、どこまで利用者の安全確保を行わなければならないのかが問われています。
この国には13万人もの知的障害者が入所施設での生活を余儀なくされています。
つまり、この判決は、13万人の人々の生命の安全性が問われていると言っても過言ではないでしょう。
私たちは、亡くなった佐藤進さんのためにも、全国の入所施設で生活をしている障害のある人々のためにもこの裁判を最後まで闘っていきたいと思います。

全国で当事者運動を展開している皆さん、
地域での活動を実践している皆さん、
そして、全国の当事者と暮らしているご家族の皆さん、
命を奪う入所施設、絶対に見逃すわけにはいきません。
共に闘うこと、支援することをお願いします!!

このメールマガジンでは、一人でも多くの方に事件の事を伝えていくことを目的にしております。
その他、詳しい資料など必要な方は、当会事務局までご連絡下さい。

 全国の入所施設で酷い事件が起きています。
 私達は七生福祉園や入所施設に関する様々な事件の情報のご提供を必要としています。
 ご協力、よろしくお願い致します。

 その他、この事件に関する情報などありましたら、当会事務局までご連絡下さい。

 みな様のご協力をお願いします!!

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 七生福祉園溺死事件を明らかにする会
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