三鷹市長 安田養次郎様 平成14年3月22日
拝啓
時下ますますご清祥のこととお喜びもうしあげます。
災害弱者の防災の件で格段のご配慮ありがとうございます。
ご紹介をうけ、本日、総務部長**様とご面会させていただきましたので、お礼と報告のお手紙を差し上げている次第です。
総務部長には、「災害弱者への対応の件では縦割り行政の枠を超え、自らが一歩踏み出して関係セクションの調整にあたる」ことをお約束いただき大変心強く思っております。
さらに具体的なプランについて伺われたので、資料の提出とともにいままでの考えを要約し、下記のようなことをご説明し、ご理解をいただきました。
・ 消防・警察・市民・社協及び行政関係各セクションの検討プロジェクトの早急な結成が必要
であること。
・ そのプロジェクトの核を,ニーズを最もよく知る災害弱者の当事者やその家族関係者が担う
こと。
・ 対象は、災害弱者一般という大きなくくりで行うことが肝要であるが、その中でも市民行政
から共に災害弱者たる認識を最も受けにくい知的障害児・者について、忘れず検討をお願い
したいこと。
・ 災害弱者対策のプランとシステムづくりには、当事者・関係者が充分汗を流して構築・維持し
てゆくものであるべきだが、実際の災害時の救援体制においては、その緊急性・専門性からい
って日常の助け合いとは違い、公助が中核となるべきであること。
さらにすぐにでもできる実践活動として、三鷹市が誇る障害児位置探索システムの利用を家族の了解を得て消防署からも利用できるようにすることを例示させていただき、また、日常の生活支援については自助・共助を軸に日々努力していることを「缶バッジ」やネームプレート、近隣への配布文書等と共に説明させていただき、双方とも深くご理解を賜ったように思います。
今後については、部長からの連絡を待つということで待機しております。
重ねて、安田市長のご配慮と迅速な対応に感謝いたしますと共に、簡単ですが、お礼とご報告まで失礼いたしました。
三鷹市と市政のますますのご発展とご健勝をご祈念申し上げております。
敬具