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「ただいま。」 　　　　　　　　=やーっ報　第４４号 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北澤　三三 朝は親と共に起きる。母親と手を組んで寝ているようで、本人が先か母親が先か一緒に起きてくる。 通常は父親が先に起きて音を小さくテレビ・新聞を見ているが、時には布団の中で開口一番でご飯と大きな声で叫んで母親に起きることを促しおはようといいながらリビングに来る。父親が「北澤朋子さん元気ですか？」と声を掛けると「元気よ。」と返事が返ってくる。起きたばかりの時は何時も元気である。 椅子に腰掛け最初にすることは洋服の着替えだが、四十五才の娘は今だ脱ぐことが出来ても下着を付けること着る物の裏返しと細かい事が出来ず何時も母親に手伝ってもらい着替えている。次は必ず勉強といってビーズ通しを始める。母親は食事の支度を始める。支度が出来て「ご飯よ。」と声を掛けると調子が良いと、ご飯に納豆と卵を掛けて食べるのが大好きで時間が掛からないが、ビーズ通しに頑張って少しでも眠気があると卵ご飯を作っても食べず、しかも布団ではなく食卓の横に寝るのです。以前は横にソファーを置いてあってそこにに寝ていたのですが、隣の部屋に置き寝てもらおうと思っても本人は目の前にあるのですが一向に使用せず食卓の横に毛布を敷き十時〜十一時頃に寝るのが通常です。本人は人の居るところが良いようです。 何時迄も寝ていると母親が「センターはどうするの？」と聞くと「行く。」と云って起き、行く行く大騒ぎになります。寝る前は行かない電話をしろと催促していますが、寝た後は行くといって元気な時は行っているようです。調子が悪い時は、寝た後も「行かない。」と又寝てしまいます。 家に居る時は勉強といってビーズ通しと、テレビが好きで中でも歌が好きです。又親が良く見る時代劇も好きで、水戸黄門なども良く見ます。見ていると言葉も少しづつ覚えているようだ。又センターから帰ると急いで連絡帳を出して、良い子と見るよう促す。見る前に「今日はなにをしましたか？」質問すると細かい返事は無いが「公園。」とか「カン。」「ダンス。」「カラオケ。」とか少しづつ会話ができるようになり「連絡帳に良い子と書いてあるよ。」というと喜んでいます。 食事は毎日、夜は弁当が大好きでお使いに行っても必ず弁当は買ってきます。母親と「今日は絶対弁当は買わないよ。」と約束して行っても、帰りには何時も弁当が入っています。食品売り場では少々時間が掛かっても付合いますが、他の売り場では魅力がないらしく他の買いものはむつかしいです。 寝る時は親が寝るまで布団に入らなかったが、この頃は人形の手を持って時々ですが寝るようになり「お休みなさい。」と言葉も出るようになり、他人の世話、思いやり少々ｄせうが見受けられ一言でも言葉を覚え、自分のことは自分で出来るように祈りと感謝の日々の生活をしています。

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