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 このホームページ運営、メーリングリストの管理、ワークショップ開催については、P&A JAPAN研究会のサポートをうけて、各参加者および開催団体の責任のもとに行っております。

       研究会の趣旨と活動の紹介―2001年

       〔P&A Japan研究会について紹介します〕

 アメリカには、連邦法によって設置されているP&A(プロテクション・アンド・アドボカシー)という権利擁護機関が各州にあります。州からの補助金や独自の資金でさまざまな権利擁護活動を行っています。たとえば、イリノイ州のP&Aは、障害者本人や親へのアドボケイト活動・法律相談・政策立案とロビイ活動・裁判闘争による制度変革・マスコミ対策−−などを行っています。  

ところが、日本にはこのような法律に基づいた障害者の権利擁護機関が存在しません。いろいろな民間機関やオンブズマンや弁護士が各地で散発的に権利擁護活動を行っているに過ぎません。P&A−Japan研究会は、アメリカ・イリノイ州の権利擁護機関や研究者たちと連携し、日本でも元気で、明るく、広い視野で障害者の権利擁護をめぐる研究と啓発活動を行う民間団体です。熊本の車いすの弁護士、東俊裕が代表、白梅学園短大教授の堀江まゆみが事務局です。この他、西村武彦、大石剛一郎、池田直樹、花崎三千子、野沢和弘、鈴木佳伸、小関あつ子、安里芳樹、横井寿之、八巻純など、弁護士、施設経営者、研究者、全日本手をつなぐ育成会、新聞記者がメンバーです。

      〔現在行っている活動は以下のようなものです〕

   ★アメリカの権利擁護機関との交流と啓発★

   2001年6月に全国の障害当事者や福祉関係者や親などでアメリカ・イリノイ州に研修に行き,イリノイ州の権利擁護システムや、障害者や支援者に対するアドボケイト・ワークショップ「立ち上がろう、自分の力で」(Taking Charge!)など多くのことを学びました。そこでPAJはイリノイ情報を皆さんにお伝えすることにしました。 今年9月以降、イリノイ州の社会福祉法人「レイ・グラハム」の権利擁護部局弁護士、スーザン・マクマホンさん、イリノイ大ナンシー・コバさん、ランバート市警察署の知的障害者担当の刑事、マリリン・ジョンソンさんなどが来日し、各地で講演会やワークショップを開催します。  < 講演日程の問い合わせは、下記まで >


★〔立ち上がろう自分の力で!Taking Charge!〕ワークショップ★

    ナンシー・フィッツシモンズ・コバさんの開発した障害当事者と支援者向けの権利擁護ワークショップ〔立ち上がろう自分の力で!Taking Charge!〕のテキストを基に日本版を作成し、各地でワークショップを始めています
   <インストラクター用・参加者テキスト販売中!連絡は下記まで>


★施設の権利擁護と地域生活移行★

イリノイ州の社会福祉法人「レイ・グラハム」の権利擁護規約を翻訳したり、地域生活移行プログラムを日本版に応用するプロジェクトを各地の福祉関係者と進めています。<資料販売中>

★警察を巻き込んだ地域生活のセイフティ・ネットの構築★

  厚生労働省の厚生科学研究助成により、警察官のための「知的障害者ハンドブック」を作成。警察庁と協力して全国の警察署や交番や駐在所に約3万部を配布します。東京、札幌、大阪でモデル事業としてセイフティネットの構築を展開しています
    <警察・一般向けハンドブック近日発刊!>

  ★PAJメルマガ配信開始!★
  〔活動に賛同いただける方・PAJ情報を希望する方、下記まで!〕

上記のようなPAJ活動については、随時PAJメルマガ(メールマガジン)でお伝えしています。配信希望・その他問い合わせは、下記、事務局まで。

         【PAJ事務局】堀江まゆみ 
            FAX 〔PAJ事務局 堀江宛 明記の上〕
             042-346-5644/042-329-7390