Bakery/Cafe/Bar
Enough For Today?
4月3日オリエンタルランド訪問の件での私の家内のML投稿
(2000年4月5日付)


-----------------------(前略)------------------------------------

スプラッシュ・マウンテンには以前一度乗ったことがあって、あの坂道を上がる途中でみんなが「キャー!」と叫びながら落ちてくるのを見てるのが好きでした。
最初は、駆け上がるように登って、すぐにでも乗りたそうにしていたのですが、このお姉さんの拒否騒ぎで下へ降りることになり、なんかが引っかかってしまったのでしょう。
さあ、時間もある程度過ぎたしとまた坂道を登ろうとすると、断固拒否なのです。いとこのお姉ちゃんもいたので、なだめたり引っ張ったりしたのですが、「きー」と泣き声をあげて、恐ろしいところから逃げるというように、一目散に走り去るばかり。しょうがないので、いとこ達は別に並ぶことにして、最悪な機嫌になってるりょうくんをどうやってなだめようかと考えながら歩いていたら、アリスのティーカップがあって、比較的空いていたので、カードを出して、「今、ちょっと状態が悪くてすぐに入れてもらえないだろうか?」とお願いしたら、快く入れてもらえて、ぐずらだったりょう君は急ににこにこ立ち直ったという次第です。
それでも、その後もスプラッシュ・マウンテンの近くへ行って誘っても、断固として坂道は登りませんでした・・。この状態をどうすればいいのか、本人は説明しようもないですしね。

子供がもっと小さいときは、抱っこして、わけがわからないまま手をつないで引っ張っていけたし、アトラクションについての知識もないので、チョコをひとつづつ与えながら、並ぶということが可能だったのですが、もう何回か来ているので、妙に記憶していて、自信を持って動き回り、手はつながないし、勝手にトイレへ走ったり、親が振り回される状態でした。
アトラクションが見えない位置で並ぶのはまだできた(それでも30分が限度)のですが、見える位置に来るともう大変、前に人がいようが、「順番!」と叫ぼうが、はがいじめして押さえてないとすきあらば乗り込もうとします。
本人の育ったところが、また問題を引き起こすというなんともいえない状態です。

座った席に他の家族がいて、そこにある食べ物を見ながら、自分は食べられずに待つなんていうのもなかなか大変でした。(他人のポテトに手を出すんですよー)それでも、去年はずっと手を押さえてなければいけなかったのが、今年は目で威嚇しているとがまんするようにはなりました。

こういうところへ来ると子供が成長した部分がすごくよくわかりますね。もともと意思の強いところがある子で、言葉が理解できない分、行きたいとか乗りたいとかわかりにくい表現なんですがしっかりあって、こちらのコントロールや思惑は通用せず、その大変さは、親の想像をはるかに越えてました。車イスの方が優先的に入れてもらえるところでは、そこに知的障害の方が加わったという感じで案内してくれる係りの方が多く、その際、必要のない出口のエレベーターに優先されたりして、あーこれって車イスマニュアルなのねって感じでした。全体的に優しい対応が多いので嬉しいですが、精神的にはかなり負担はあります。出口から入れてもらって、人より先に入れてもらうというのは、冷たい視線にさらされるので、あんまり気持ちがいいものではないですよ。ただ、本人がものすごく喜ぶので(顔にはあまり出ないですが)こちらとしても、がんばるだけです。

年一回でいいよね、疲れるしねってつぶやく私達夫婦でした・・。ではでは。


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