Enough For Today?
心のバリアフリー市民会議
発行日:2001年6月20日 ホームページアップ日:2001年7月4日 編集・発行:心のバリアフリー市民会議(世話人代表 江上 渉) 事務局:武蔵野市吉祥寺北町4-11-16デイセンター山びこ内 電 話: 0422-54-5102 fax: 0422-54-5192 |
会 報 第2号 |
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第2回会報Menu 下記クリックしてください(^^) ☆心のバリアフリー市民会議第2期総会 ☆市民会議のシンボルマーク紹介 ☆まちづくり憲章紹介 ☆第4回心のバリアフリー市民会議・講演 ☆第4回心のバリアフリー市民会議・語ろう会 ☆行って見るかい? 第4回、第5回 ☆アドボ会 ☆連載コーナー ☆活動記録 ☆インフォメーション・コーナー ☆第5回市民会議&秋祭 お知らせ ☆事務局より |
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第1回の会報ページから使用しているシンボルマークが第2期総会で正式に採択されました。 <このページのトップをご覧下さい> このマークに込められた、シンボルマークの制作者 田中裕子さんからのメッセージです。 天から降り注ぐ日の光や、もろもろの恩恵はあまねく一切を漏らすことなく全ての 生命に行き渡る。天に向かってどこまでも伸びて行こうとする意志は妨げられる ことも、権利を侵害されることも、その尊厳を傷つけられることもない。一見どんな 重度に見える知的障害者にも、自己実現の意思と確固たる心の王国があり、 そしてそれらを支える物質的環境を整える権利があります。 これらのイメージを込めたシンボルマークです。「魂の戦士」の色である、オレンジ 系を使用しました。この主張の実現を目指し、そして「心のバリアフリー市民会議」の 理念のシンボルにと、考えています。
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まちづくり憲章 (2001年5月12日第2期総会で制定) 私たちは、障害をもつ人が普通に暮らせる"まち"をつくります。そのために"心のバリアフリー"を共通 の目標にかかげた種々の活動にとりくんでいきます。 多様な価値観が混在し、生活の個別化が進んだ現代の社会では、たとえ身近な人どうしであっても、 お互いの考え方や置かれた状況を理解しあうことがむずかしくなっています。これが自分とはちがう 個性をもった人に対する想像力の源泉を奪う結果にもなっています。私たちがみずからの心の中に もっているバリア(障壁)を取り去っていくには豊かな想像力をもつことが不可欠です。誰もが気軽に 話し、ともに考え、新しい友だちをつくることは、自分とは違う個性に対する、あるいは私たちが暮らす 社会全体への想像力を育てる有効な手段であり、"心のバリアフリー"への近道であるにちがいあり ません。豊かなコミュニケーションを通じて互いを理解しあうこと、そうして"心のバリアフリー"が現実の ものとなることは、だれもが互いを尊重しあって暮らしあえる"まち"をつくる第一歩です。 "心のバリアフリー市民会議"はここに私たちの"まちづくり憲章"を制定し、障害をもつ人もそうでない 人もともに暮らしあえるまちづくりに向けた理念を共有したいと思います。 |
第4回心のバリアフリー市民会議・講演 (2001年5月12日
成蹊大学5号館) 第4回心バリアフリー市民会議では、石渡和実・東洋英和女学院大学教授に「心のバリアフリー を考える−踏み出そう知識から行動へ−」と題した講演をお願いしました。講演に引きつづき "語ろう会"が開催され、石渡先生も参加され活発な意見交換が行われました。参加者は70名 を超え、石渡先生の単に学問としてだけではなくご自身の活動を通じたおはなしはとても訴え かけるものが大きく、印象深い講演でした。 この講演の要旨をご紹介します。 石渡和実氏 −東洋英和女学院大学人間科学部人間福祉学科教授 東京教育大学教育学部卒。同大学教育学研究科修士課程修了。筑波大学大学院心身障害研究科博士 課程単位取得。埼玉県、横浜市のリハビリテーションセンター勤務にて障害がある人の進路、就労 などについての相談を担当。関東学院大学助教授を経て、現在「湘南福祉ネットワーク」「横浜福 祉ネットワーク」のオンブズマンとして障害がある人のおもいを受けとめ、これらのサービスの在 り方を検討中。 1.「障害」、バリアとはなにか− (1)従来の心理学による「障害」では、分布の偏りで見て少数派、それも人間の適応にとっての マイナスを価値尺度としている。しかし、この価値尺度は絶対的な概念ではなく、時代・場所 によって変わるものである。 (2)日本語の「障害」、「障害者」ということばは明治以降から使われているが、それまでは 「不具・廃疾・片輪・欠陥」などの差別用語が使われていた。「障碍」(さまたげ、本人が困 っている)ということばが出てきたが浸透しなかった。上田敏氏は障害を「疾患によって起こ った生活上の困難・不自由・不利益」として定義し、いかにマイナスイメージを払拭しプラス のイメージに変化させるかが重要と著書の中で述べている。 (3)新しい障害者観として日本では「障害」について“それは「個性」である”に変わってきた。 英語の「障害者」の表記も変わった。 [disabled persons]→[persons with disabilities] 心のバリアフリーには、同じ時代に同じ地域で暮らす同じ人間という気持ちが必要である。 (4)バリアフリーとは、障害者や高齢者が生活していく上で、「障壁(バリア)」となるものを取 り除くことである。「バリアフリー社会」とは−高齢者も障害者も、こどもも病人もだれもが 暮らし易い社会であり、ノーマライゼーション社会と同じことをさす。障害者を取り巻く4つ のバリアとは、1.物理的障壁、2.制度的障壁、3.文化情報面の障壁、4.意識上の障壁 で、この4番目の差別、偏見など障害者に冷たい社会が生む「無知」からくる否定、つまり、 心のバリアをなくすための障害者観の変化のため、高齢者・障害者への配慮、思いやり、気軽 な声かけ・支援、福祉教育の重要性が出てきた。 2.障害者自身の前向きな「障害」のとらえ方 (1)「精神障害」の概念の変化があった。近年の「精神障害」の概念では、疾患と障害が振幅を持 ちながら共存する「揺れる障害」と考え、治安モデル、医療モデル、福祉(生活)モデルを対 応の区分けしてとらえている。「精神障害」当事者の認識についても、“こころを病む”こと が決してダメなものでない。「治る」とういうことはこの病をもったままの自分を認めて新し い生き方、新しい自分を見つけ出すこと「障害の受容」である。援助者のあり方の共通的理解 としては、相手の立場に立つ、ありのまま間のその人を受け入れることであり、これが援助の 出発点になる。 (2)「五体不満足」の著者・乙武氏の声でも「心のバリアフリー」を強調し、必要なのは他人を認 めるこころであり、障害者のようなマイノリテイに対しても、多様性という観点から障害を その人の特徴として受け入れ、誰にも「その人しかできないこと」があるという想いをもつ事 だと訴えている。 3.バリアフリーの実現と「福祉のまちづくり」 「福祉のまちづくり」にはハードとソフト両面の整備が必要だが、ソフトでハードを十分にカバー することは可能。「まちづくり」は「人づくり」であり、「人づくり」のための福祉教育が必要 になる。 「福祉のまちづくり」の過程は住民の福祉教育の過程である。 「東京都における総合的な福祉のまちづくりの推進について」(1986:福祉のまちづくり東京都 懇談会)や「横浜市の福祉のまちづくり条例」(1997)があり、また、横浜市福祉のまちづくり の推進会議(1998)などの例があり、「福祉のまちづくり読本」の作成、障害者・高齢者との 体験・交流など、「差別意識の克服」の為の講座を障害団体などと連携して地域で進めている。 そこでは障害のある方たちが引っぱって行っている。 4.バリアフリーを実現するためのボランテイア活動 (1)新しいボランテイアの定義として金子郁容氏は“社会を多様で豊かなものにする、新しいもの の見方と新しい価値を発見するための人々の行動原理”と表現している。また、他に“市民の 個々の「思い」や「関心」から社会にある諸課題に自分の時間を提供し、労働の対価を目的に せず取り組む活動”との定義もある。 「ボランテイア活動の4原則」(東京ボランテイアセンター:1996)では1.自主性・主体性、 2.社会性・連帯性、3.無償性・無給性、4.創造性・開拓性・先駆性が要求されると言っ ている。 (2)障害者自身のボランテイア活動と3つの変化とは、まず障害者自身が変わる、そして共に活動 にかかわる障害のない人が変わる、さらに社会が変わる、ことである。地域が変わる大きな パワーである。 (3)ボランテイア活動における「ささえあい(interdependence)」の考え方は、自主独立でもな く依存でもなく、相互依存の考え方。 「ささえる」ことの原則→「援助・相談」の原則。この「ささえあい」があってお互いがより よく生きていける。「共に生きる」を実践する中で、学んでいくことが新しい価値観、新しい 社会の構築につながる。 5.バリアフリーとノーマライゼーション (1)福祉文化の創造「これまでの経済効率のみを追及する考え方から、人間性の尊重を基本とした 考え方に改めていくことが必要。そのような新しい価値観・人間観を形成するには、障害者 自身が豊かに生きている姿を幼少時から見聞きし、相互の交流、理解を促進する為の福祉教育 を推進していくことが必要」 (2)福祉コミュニテイの形成「障害者や高齢者を地域から隔離することなく、地域でともに生きて いく社会をつくるためには、住民の社会福祉意識を改善し、福祉コミュニテイを形成すること が必要。戦前の富国強兵や戦後の経済成長の下で蓄積された、競争で勝ち抜く事や速いことが いいことだという価値観を問い直し、新しい人間観・社会観を確立しなければならない」 このあと全盲の少年をテーマにしたビデオの上映がありました。 ストーリーとしては共に学ぶ生徒たちが、全盲の生徒と一緒に学び生活していくための方法を話し合 い、作戦を立て、運動会の時には徒競走をする為に全盲の少年の前で声を発しながらリードし、練習 に練習を重ね本番で全力で走り抜きました。その後少年は、英語の弁論大会で優勝するなど、優れた 能力を発揮し、母親の絶大なる支援のもと点字による試験勉強により、東大受験→合格しました。 まさにささえあい、回りの人たちも勇気づけられ、「共に生きる」ということばを越えた コミュニテイ社会を垣間見ることのできるビデオでした。 (佐野恭一・穴井秀喜) |
![]() 講演会場風景 |
![]() 石渡先生 |
第4回心のバリアフリー市民会議・語ろう会 (2001年5月12日 成蹊大学5号館) 石渡先生の講演に引きつづき"語ろう会"が開かれました。語ろう会は当初3グループに分かれ、場所を8号館の 教室に移して開く予定でしたが、全体に予定時間がシフトしたことと、石渡先生を全員で囲んでの"語ろう会"の方 が、講演、Q&Aを通した感想からより望ましいとの判断から、講演会場の場所のままで開きました。 参加者がそれぞれ講演の感想を述べあったり、新たな質問をして石渡先生からお答えいただいたりしました。 その中で、障害当事者の方が「講演内容に共感した。自分が思っていること、実感していることと同じだった」と おっしゃっていたことがとても印象に残っています。今回の市民会議が成功したとの思いを強くしました。 講演だけではなく、Q&A、"語ろう会"まで長時間にわたっておつきあいいただいた石渡先生に深く感謝いたします。 (穴井秀喜) |
行って見るかい? 「行って見るかい?」は,いろいろな障害やその環境についてもっと知ろうということで,市民会議の世話人,サポーター, 場合によっては一般の方々も巻き込んで武蔵野界隈の障害者施設や学校などを見学したり,ボランテイア体験や外部の バリアフリーな団体とのコミュニケーションを企画する会です。 |
第4回「行って見るかい?」 むうぷ舎(三鷹) 2月19日午後、三鷹の精神障害者作業所・むうぷ舎を訪問しました。宮川さんをはじめ、スタッフのみなさん、お忙しい中、 どうもありがとうございました。 まず杏林大学病院前にある「食茶房むうぷ」を訪問。自然食品を使ったランチをいただきながら、宮川さんからお話をうか がいました。サラリーマンだった宮川さんが「地域での結びつきのなさ」を感じて飛び込んだ活動からいろいろなつながりが でき、むうぷ舎の設立へとつながっていった経緯は、宮川さんやお仲間の地域活動史ともいうべきものでした。 「食茶房」はメンバー(当事者)の方々が生き生きと働いている様子と心のこもった対応が印象的でした。そして、広々とした 店内もこだわりが見られます。まったく作業所という雰囲気ではありません。メンバーの方々が自然とお客さんと接すること のできる、ほんとうに自然なお店です。そして、何よりも食事がおいしい!からだにやさしい食材、おいしい味付け・・・これは お勧めです。むうぷ舎にはこの「食茶房」のほかに「リサイクルショップ(新川店)」と「工房(中原店)」とがあります。「食茶房」を あとにした私たちは新川店へと案内していただきました。新川店は新川公団南の小さな商店街の一角にあります。衣類や 食器、古本などを主にあつかう、まさにリサイクルショップです。そしてここの名物といえば「手作りの石けん」です。 リサイクル品については、売れ残った商品の処分など、悩みも多いようです。リサイクル法によって家電製品などの処分に 費用がかかるようになり、「売れる商品」を仕入れなければならないなど、ますます工夫が必要になっているとのことでした。 次は新川店からほど近い中原店です。もともとは店舗だったという建物の中に中原店はあります。作業をするスペースが 確保されているだけではなく、ゆったりとくつろげるような スペースも十分にあって、とてもなごやかな、暖かみを感じる場所でした。すでに3時半を過ぎていたので作業時間は終わって いたのですが、メンバーの方々がこたつに入って談笑している様子が心に残っています。 最後に,むうぷ舎のみなさんにもう一度お礼を申し上げます。どうもありがとうございました! (江上渉) |
第5回「行って見るかい?」 夕やけ子どもクラブ(小平) ゆうやけ子どもクラブは障害をもつ子どもの放課後を豊かにするための活動グループ(NPO法人申請中)で、23年の歴史が あり、代表の村岡真治さんは放課後連の代表もしていらっしゃる方です。2月27日に3人でお話をうかがいに、4月7日に6人 で見学に行きました。「学齢期の子どもの放課後活動は1日あたり20人(補助金は19名)、送迎あり、親の経済的負担が 少ない(利用回数にかかわらず月4千円)、学校の長期休暇中も日常通り」、「卒後は土曜のスポーツクラブ、1泊保育等」、 「日曜は行事」、「常勤4人定着、アルバイト約10人、ボランティア多数」、「現在入会者52名、待機者30名。これは小平市の 西部にあるが、東部にも作る運動中」などうらやましいことばかり・・・。 4月7日(土)の見学日にはボランティアとして参加しました。半数が遠足に行っていたため、残り11人の子どもたち(小学生 〜高校生)と近所にあるブランコ、シーソーのある公園に行って遊び、帰った後、手なれた手つきで子どもが作ったお好み焼き をみんなで食べました。心のバリアフリー市民会議の面々は個性、興味が違う子どもたちがどうしたらその子らしい時間を過ご せるのか、どうしたら子どもの気持ちをつかめるのか、大半が言葉のない子どもたちと真剣にお付き合いし、また職員の情熱 と日頃の努力を感じて帰ってきました。 このようなどこまでもニーズに応え、一人一人の幸せを願う放課後活動グループが各地域にひとつはあって、そのほかにまた 別ないろいろな形のものがあって選べればすばらしいのだけれど、と思いました。 (今木仁恵) |
アドボ会 アドボ会は・・・・・ 将来の障害あるひとの地域権利擁護の実践活動を視野にいれながら、学習会と人的リソースのネット ワーキングを行っていく研究会です。 |
<第1回アドボ会> (4月28日(土)武蔵野市障害者総合センターにて) 「弁護士からみた障害のあるひとの権利擁護」 レポート 阿部真理子氏(弁護士) 阿部氏から、障害のあるひとからの権利擁護についての弁護士側からみた基礎知識の丁寧なリソース提供を受けたのち (詳細レジュメ等はホームページをどうぞ)後半はディスカッションをおこないました。 適切な通訳者というのは難しい問題であること、取調べの透明性が確保できない日本の刑事制度の後進性、当番弁護士 制度の活用のすすめ、成年後見制度・地域権利擁護制度(社会福祉協議会等の)のもつ限界、障害のある人の「性」の 権利、女性の知的障害者への陰惨な性の暴力等について活発な論議が繰り広げられました。 |
<第2回アドボ会> (5月17日(木)武蔵野市障害者総合センターにて) 「ハード(Hard)とハート(Heart)の街づくり =一市民の立場から=」 レポート 田部井恒雄氏(世話人・ワークセンター大地 施設長) ワークセンター大地の施設長である田部井氏より、長年の経験を踏まえた障害のある人も暮らしやすいまちづくりの実践 活動について、武蔵野市の現状や、実際の行政提言のやりかたや呼びかけ等も含めた熱のこもったプレゼンテーション が行われました。(詳細レジュメ等はホームページをどうぞ) ディスカッションにおいては、下記のような問題提起のもとに展開されました。心のバリアフリーの実現方法、障害のある人 のカミングアウト、自閉症等の人の「まち」での行動理解のための援助方法、障害や障害のある人の存在が世の中に対し てもつ意味について、障害のある人が働くことについて、ユニバーサルデザイン、障害のある人が、刑事事件の被害者と なることが多いということについて、「心のバリアフリーについて、「知る>理解>支持者」と段階をあげてゆく方法について 等々。 |
連載コーナー 私と「心のバリアフリー市民会議」@ 心のバリアフリー市民会議への想いや活動への抱負などを語っていただく連載コーナーです。 第1回は昨年九月から世話人として参加している東さんの登場です。 題:<少しずつ「安心」を増やしていけたら> 東 三奈子 私が参加するきっかけとなったのは、市民会議のホームページを拝見したことからでした。 入院している精神障害者の義兄と関わるようになってから、障害者への(しかもその家族へ さえもの)世間の風当たりの強さと、ただでさえ「障害」を持つことで「生きづらさ」を抱えている というのに更なる「生きづらさ」が生じてしまっていることを改めて実感していた私にとって、街 ぐるみで病気や障害のことを理解していただけたなら・・・という思いを強くしていたので、こんな 動きが(しかも自分の住んでいる武蔵野市で)あるということ自体がうれしくて、すぐに参加させ て頂いたのでした。 人それぞれに個性があり、皆違うのは当たり前の常識でしょう。でも、誰もが常識として当たり 前に「できる」と思われていることが「できない」だけで、差別や無理解で拒絶されてしまうとした ら、それはどんなに寂しいことでしょう。どんなに生きる事に対して「不安」になることでしょう。 私も、義兄と関わることで、改めて教えられたことのひとつです。 私は市民会議の世話人の中でも、特にほとんど何のお役にも立っていない者だろうと思います。 でも、決して無理をせずにできる事をやることで、「役立たず」のまま参加させていただき続けて 行く決意だけは持っています。なぜなら、「できない」ことがあってもいいんだ、と強く思っている からです。そして、その「お気楽さ」が、心のバリアフリーには必要な気がしているからです。 「できない」ことがわかってくれば、少しでも「できる」こともわかってきます。それってささやかでは ありますが、ステキな発見でもあるのです。そうしたささやかな発見を積み重ねて、私なりに 「できること」から、誰もが「生きやすい」場となる「安心の素」を少しでも増やしていきたいと思って います。肩の力を抜いて、それぞれがマイペースにやっていくことで、それがひとつに集まったら・・・ と夢見ながら「役立たず」はこれからも続きます。どーぞよろしく! |
2月 6日 | 運営委員会 | 6月12日 | 運営委員会 |
2月18日 | 拡大語ろう会 | 6月17日 | 交流試合(野球)練習 |
2月19日 | 行って見るかい?(三鷹・むうぷ舎) | 6月19日 | 第1回アドボ会 |
2月27日 | 行って見るかい?下見会(小平・夕やけ子どもクラブ) | ||
2月28日 | 映画「ひなたぼっこ」試写会参加 | ||
3月 6日 | 運用委員会 | ||
3月10日 | 行って見るかい?事前学習会(小平・夕やけ子どもクラブ) | ||
3月24日 | 第4回心のバリアフリー市民会議実行委員会 | ||
4月 7日 | 行って見るかい?(小平・夕やけ子どもクラブ) | ||
4月 7日 | 第4回心のバリアフリー市民会議実行委員会 | ||
4月10日 | 運営委員会 | ||
4月14日 | 理解教育分科会準備会 | ||
4月28日 | 第1回アドボ会 | ||
5月 1日 | ロッキーズとの交流試合(野球)打ち合わせ | ||
5月12日 | 第4回心のバリアフリー市民会議(於成蹊大学) | ||
5月13日 | 交流試合(野球)練習 | ||
5月17日 | 第2回アドボ会 | ||
5月19日 | 交流試合(野球)練習 | ||
6月10日 | 拡大語ろう会打ち合わせ |
インフォメーション・コーナー ☆ボランティアさんを募集しています ひまわりジャスコンサート(7月19日(木)・武蔵野公会堂)で当日お手伝いしていただける方を募集しています。 申込み問合せは、三鷹ひまわり第二共同作業所(小林 0422-48-5240)まで ★本のご紹介 石渡和実著『障害者問題の基礎知識』(明石書店、1998年、1800円) この本では、障害者問題の基礎、現在の福祉理念、日本史上の障害者観などの主に学門的側面、そして、 障害者福祉制度とサービスや、生活に関わる具体的な情報、そして障害をもつひと、その家族、そして、 援助者として、障害問題に関わるすべてのひとにとっての、未来への課題が大きく7章に分けられ、さらに わかりやすくQ&A方式で解説されています。とかく自分の周辺の問題にだけとらわれがちな私たちに、更に 大きな視点から、物事を考えさせてくれる内容です。 特に最終章のQ64では障害の有無を超えて、自分にとっての本当の幸福とは何か、後悔をしない生き方とは 何かと、考えさせられあらためて自分自身を見つめなおすきっかけとなりました。人間はそれぞれが異なる 価値観をもち、幸福の尺度も違うもの。異なる個性を認め合い、尚且つ、既成の社会的価値観のみに縛られず、 自分自身の望む幸福のかたちを追求できる心の柔軟さが、『心のバリアフリー社会』への道を開くのだなと強く 思いました。 (河野愛) |
第5回 心のバリアフリー市民会議&秋祭 お知らせ 9月23日(日) 会場:井の頭公園 第5回心のバリアフリー市民会議&秋祭を9月23日(日)に井の頭公園野外ステージで |
事務局から・・・ 総会で、正式に「事務局」が発足しました。今後、会計をお手伝いいただける方等の募集を おこないますので、我とおもわんかたは、よろしくお願いいたします。 なお、ご好意で当会の所在地とさせていただいている「デイセンター山びこ」には、常駐の 事務局スタッフはおりません。一部、ご返事の遅滞等でご迷惑かけることもあるかと思い ますが、事情をご理解の上、ご容赦お願いいたします。 お問い合わせは事務局または[email protected]まで,お気軽にどうぞ! <カンパ・ご寄付も、熱烈・募集中です!> 郵便振替口座 00150−3−537746 心のバリアフリー市民会議 をご利用ください。 |