Enough For Today?
心のバリアフリー市民会議


発行日:2001年9月8日 ホームページアップ日:2001年9月26日
編集・発行:心のバリアフリー市民会議(世話人代表 江上 渉)
事務局:武蔵野市吉祥寺北町4-11-16デイセンター山びこ内
電 話: 0422-54-5102  fax: 0422-54-5192


      会 報  第3号 


第3回会報Menu 下記クリックしてください(^^)

 ☆第5回心のバリアフリー市民会議<秋祭>案内

 ☆行って見るかい? 第6回

 ☆理解教育部会

 ☆アドボ会

 ☆活動記録

 ☆インフォメーション・コーナー

 ☆事務局より




 
 
第5回心のバリアフリー市民会議  〜 唄い・語り・踊る 〜 
      
  ***  秋 祭  ***

                障害のある人もない人も、共に唄い、語り合い、踊る
              日曜日の公園に突然出現する「心のバリアフリー」の空間
                 道行く人も立ちどまり、太鼓につられて踊りだす
                     祝おう、収穫と いのちのまつりを
                    唄おう、それぞれの いのちの唄を

 

                         2001年9月23日(日) 
                 午後2時〜4時  井の頭公園 野外ステージ

                    だるま森&三鷹武蔵野のおともだち
                         合田晃(サポートネット)
                          佐野武和(湖北CIL)


    障害当事者や関係者のゲスト出演企画「万年青年の主張」を交え、華々しく展開イタシマス。 





第6回行って見るかい?

第6回の「行って見るかい?」は障害者の野球チーム・東京ロッキーズとの交流試合でした。
実況中継ふうに戦いの様子をご報告します。また、東京ロッキーズ代表・石崎さんにロッキーズのご紹介
をお願いしました。当日、心のバリアフリー市民会議チーム(その名も"ハーティーズ")の先発ピッチャー
だった成蹊大学の真壁さんにも素直に感動の1日をレポートしてもらいました。


7月1日の日曜日、快晴の中、日生グランドで東京ロッキーズとの交流試合をおこないました。
13:00にプレーボール。われらがここのバリアフリー市民球団「ハーティーズ」(本日、岡さん命名)や20名
の選手チームメンバーをそろえていざ、ロッキーズに試合を挑みました。
先攻はロッキーズ、初回から点数を奪われるなど、経験の差が最後には結果に現れる展開になりましたが、
ハーティーズも要所を押さえたり、タイムリーな長打もでたり大変盛り上がりました(ちょっと暑かったけど)。
結果は7対4でロッキーズの勝利。中つぎピッチャー佐野さんの3失点が大きかった・・・かな?
試合が終わったあと、さすがロッキーズ、最後の自分達の守備がボロボロだったと藤本ヘッドコーチの一言
で、20分のノック練習。ハーティーズのメンバーはその間バテバテでお休み。ここに大きな差があります。
そのあと、ロッキーズもハーティーズもいっしょになって懇親会、暑い中で試合やったのでビールがうまいこと、
それといろんな人が混ざって話してとっても楽しい語ろう会でした。


東京ロッキーズ代表・石崎隆さん

■手・足の不自由な身体障害者で構成する軟式・草野球チーム(社会人)東京ロッキーズです。
 チームーム名は、ボクシング映画ロッキーの精神から「たくましく生きよう!」という思いから名付け、発足
 9年目です。活動としては・・・
 ◇各地の小・中・高・大学・企業のボランティアチームとの交流試合など
 ◇ロッキーズを描いたドキュメンタリー映画「パーフェクト9」の上映会で行われる
  トークショー・講演
■7/1(日)多磨墓地にある日本生命グランドをお借りして、対「ハーティーズ」戦(心のバリアフリーチーム)
 との交流試合が行われました。藤本ヘッドコーチ(ロッキーズ)から試合前に、蒸し暑いので熱射病に
 かからないように充分に水分を取って下さい、球を深追いしてケガをしては何にもならないので気を抜か
 ないように・・・という注意があり試合が始まりました。
 「ハーティーズ」チームの先発投手はボランティア参加の成蹊大学ソフトボール部・真壁由里子主将です。
 両軍の陣容は障害者だけではなく、ボランティアさんが多数参加されたアットホームな雰囲気の中行われ
 ました。内容は、珍プレイ・好プレイのオンパレードで、グランド全体は爆笑のうずでした。
 これがロッキーズの行っている、障害者とボランティアが一緒に参加する「楽しい野球!」です。

 

成蹊大学ソフトボール部主将・真壁由里子さん

 え〜成蹊大学3年の真壁と申します。まずは自己紹介=成蹊大学ソフトボール部主将で、ポジションは
 ショートです。しか〜し、7月1日の対ロッキーズ戦に、なぜか…ハーティーズの先発ピッチャーとして参加
 していました。なんだか誘われるがままに連れて行かれ(?!)たのですが、真面目に=貴重な経験をさせて
 頂きました。
 事前に聞いていた情報によると、ロッキーズはハンディキャップがある方の野球チームだということで、私は
 野球をするというより、どんな人がやっていて本当に野球の試合になるのかなぁ、という程度にしか思って
 いませんでした。気楽にちょっと汗をかいて、親睦できるぐらいにしか考えていなかったので、ロッキーズと
 戦ってビックリしました!健常者だろうと思っていた方が実は片腕でボールを投げていたりと、私の想像は
 一瞬にして壊れ、驚きの連続でした・・・
 試合を通してわかったのは、障害の程度にもよりますが、ロッキーズのみなさんは健常者よりただ時間が
 かかるだけだということです。むしろ健常者よりもエネルギッシュで、ハンディキャップなんて感じさせない
 方ばかりで、私の障害者へのイメージががらり変わった1日でした。これまで偏見をもってはいけないと、
 頭ではわかっていましたが、やはり実際に会ってみないと気づかないことがいっぱいあると思いました。
 軽い気持ちで参加したのに、得るものがたくさんあって本当に素晴らしい1日でした。
 ロッキーズのみなさん、素敵な出会いをありがとうございました。





理解教育部会

 心のバリフリー市民会議・理解教育部会では小学生・中学生むけの「障害のある人の理解教育」のために 
 
カリキュラムづくりをおこなってきました。平成14年度より小学校と中学校の学習指導要領が改訂され、
 同時に「総合」の時間が年間120時間程度導入されます。この好機に、「障害のある人の理解教育」の
 カリキュラムを現場の先生に提案することにより、時間はかかっても、低年齢からの積み上げ教育により、
 確実に「障害のある人の理解」という目標達成を目指したいと思っています。
 詳しくは心のバリフリー市民会議ホームページ(http://www.eft.gr.jp/kaigi/rikai/index.htm)をご覧ください。
 また、理解教育部会へのお問い合わせは電子メールで[email protected] までお願いします。




アドボ会

 アドボ会は・・・・・ 将来の障害あるひとの地域権利擁護の実践活動を視野にいれながら、学習会と人的 
 リソースのネットワーキングを行っていく研究会です。


<第3回アドボ会>   (6月19日 武蔵野障害者総合センターにて)

「テーマ 「生活支援」       レポート 武藤政幸氏(生活援助センターびーと)

 地域生活援助センター「びーと」での相談事業と題して、武藤氏より、事例発表も含めた詳細なレポートが
 あり、それをもとに討議しました。
 生活支援事業どうしの交流やネットワークについて、就労支援と生活支援の関係、知的障害のある人が
 地域で暮らすにはなにが必要なのか、障害のある人の権利を守る「環境」を作には?等々、いろいろな
 立場からの白熱した議論が展開されました。

<第4回アドボ会>   (7月17日 武蔵野障害者総合センターにて)

テーマ 「地域組織化」      レポート 岡部耕典氏(東京都立大学大学院)

 アメリカイリノイ州立大学にての地域権利擁護のしくみ作りについてのワークショップに出席した岡部氏
 より、ワークショップの体験を踏まえて、障害のある人のセルフアドボカシーとエンパワメントを実際の
 ワークショップ開催と地域組織化を通じて実現してゆくありかたについて報告がありました。

<第5回アドボ会>   (8月2日 武蔵野市障害者総合センターにて)

フリートーク「前期反省とこれからのアドボ会について」
                   コーディネーター 安藤真洋氏(ディセンター山びこ)

 レポートは1回お休みして、部会長の安藤氏の司会のもと、今までの反省と後期予定について話し合
 われました。毎回実りの多い話が、いろいろなゲストを招いて聞けて大変有意義であったというのが
 総論でしたが、後期は更にテーマをグレードアップした応用編とし、来期については、いよいよ権利擁護
 の実践活動を視野にいれていかねばならないという方向性が改めて確認されました。

<今後の予定>
 ☆第6回 9月6日(木)午後7時〜9時半
   テーマ 「活動を振り返って」(自閉症者の親として、この10年の活動を振りかえる)
   担当 古野晋一郎氏(自閉症協会関東支部・元支部長)

 ☆第7回アドボ会 10月14日(日)午後2時〜4時
   テーマ 「教育権剥奪」(重度身体障害の当事者が語る70年代日本の人権問題)
   担当 三鷹在住当事者のかた+酒井陽子氏

 *アドボ会はどなたでも参加できますが、準備の都合上、できるだけ事前にご連絡をいただければ
  幸いです。 
          [email protected] 090-3315-3113(岡部)




活動記録(2001年7月〜)
7月 1日 第6回行って見るかい?(ロッキーズ交流試合)
7月10日 運営委員会
7月17日 第4回アドボ会
7月19日 三鷹ひまわりジャズコンサート(後援)
7月31日 小美濃さんと飲む会
8月 1日 秋祭(第5回心のバリアフリー市民会議)実行委員会
8月 2日 第5回アドボ会
8月 7日 運営委員会
8月31日 第7回行って見るかい?(都庁に行って見るかい?)



インフォメーション・コーナー

 
☆「むさしのあったかまつり」  
  12月14日(金)〜15日(土)
  武蔵境スウィングホール・スカイルーム
  主催 武蔵野市障害市民ネットワーク


 
☆語ろう会 クリスマスパーティーU(予定)
  12月1日(土)午後2時から4時
  障害者総合センター(世話人・サポーターとそのご家族、ご友人、
  今年1年お世話になった皆様等々で、アールフレンズの演奏に  
  ノッテ楽しく騒ぎましょう!)
  
             






事務局から・・・

 ご好意で当会の所在地とさせていただいている「デイセンター山びこ」には、常駐の

事務局スタッフはおりません。一部、ご返事の遅滞等でご迷惑かけることもあるかと思い

ますが、事情をご理解の上、ご容赦お願いいたします。

 お問い合わせは事務局または[email protected]まで,お気軽にどうぞ!


<カンパ・ご寄付も、熱烈・募集中です!>

 郵便振替口座 00150−3−537746 心のバリアフリー市民会議

 をご利用ください。





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