Enough For Today? 心のバリアフリー市民会議 「心のバリアフリー市民会議」とは?
2000年2月、武蔵野市である「事件」がありました。 自閉症の17才の青年の些細ないたずらが、パトカーで警察に連行、あわてて駆けつけた親に「もう外に出すな」「こんどしたら施設にいれてしまうぞ」と恫喝し、凶悪犯のように写真までとってやっと釈放したという「事件」です。 この事件を機に、この事件にかかわったものが呼びかけ、武蔵野市の障害福祉活動の関係者、当事者、親が発起人となって設立しようとしているのが、この「心のバリアフリー市民会議」です。 車椅子対応等、まちのバリアフリー化はすこしずつ進んでおりますが、「外見からはわかりにくい障害」である知的障害、自閉症、精神障害等のひとたちについては、そもそも障害自体の正確な理解すらほとんどされていないのが、この日本の寂しい現状です。 そこに、新潟の痛ましい監禁事件等で、過敏になった市民感覚が、本来の責任を問うべき対象ではなく、罪もない知的障害・自閉症・精神障害のひとたちへのあらぬ疑い、過剰防衛として、噴出します。真のノーマライゼーション(障害のあるひとが地域にともにいきる)のためには、いまこそ、地域の市民と障害ある当事者や家族が人間として理解しあい尊重し助け合って生きる「心のバリアフリー」が必要です。
「心のバリアフリー市民会議」は、どこの組織・団体からも影響をうけない独立した中立の市民団体として、個人の資格で参加する市民から構成・運営され、四半期に一度程度の地域での「心のバリアフリー」のための啓蒙・交流・被害者支援の場を軸に、日常的には、「心のバリアフリーホットライン」を運営して、「援助者」として、現実的問題の調整、仲介にあたり、さらに、収集情報のインターネット塔での公開や出版、ゆくゆくは、行政にたいする福祉政策の提言等もおこなうべく活動を推進してゆきたいと思っております。 障害のあるひとにも暮らしやすいまちは、能力・地位・立場・性別・年齢を超えて、全てのひとが尊重されくらしやすいまちづくりであることを確信して歩みつづける所存でございますので、一般市民の皆様からの共感とご支援のほどよろしくお願いいたします。 <心のバリアフリー市民会議TOPへもどる> <イナッフ・フォア・トゥデイ?TOPへもどる> |