心のバリアフリー市民会議・地域生活支援部会「ちゅうちゅうたこ会」


 障害児の本人主体の地域活動と
 保護者の情報伝達能力アップのためのワークショップ

        
        後援: 三鷹市社会福祉協議会 武蔵野市社会福祉協議会
        *この講演会は、東京都社会福祉協議会ボランティア基金の助成事業です*


活動内容

 ・講演会、勉強会の開催
 ・保護者と介助者のワークショップ(サポートブック・シート作成)
 ・外出支援活動の実施
 ・事業報告冊子の作成(活動記録、サポートシートを掲載) 

活動の主旨

 障害者福祉の主流は「入所施設」から「地域生活」に変わってきています。地域生活を支援する制度として、知的障害者の外出を支援するガイドヘルパー制度も始まりました。地域によって利用条件が違いますが、中軽度程度の障害であることや、年齢が18歳以上などの設定が多いようです。コミュニケーション能力に問題があり、想像力に限界のある知的障害者(特に自閉症者)の場合、保護者が外出支援を希望しても、当事者が支援者との外出を拒むなど、支援が成立しにくい状況があります。外出支援を推進するためには、保護者が当事者のニーズや、コミュニケーションの手段などの必要な情報を支援者に伝え本人の意思が最大に尊重される活動を提案していく工夫が必要です。知的障害者のガイドヘルパーの場合、18歳からの外出支援開始では、行動パターンが定まってしまい、活動内容が広がりにくい傾向もあります。幼少時から介助者に親しみ、幅広い活動体験を培うことは、将来の地域生活の中身を大きく左右するでしょう。

 保護者が障害当事者の主体性を引き出す活動内容を提案すること、コミュニケーション手段や、意思確認に必要な介助を伝える例として、サポートブック(当事者の情報を書いたノート)や、サポートシート(食事介助など、活動別のサポート情報)のフォーマットを介助者と話し合いながら作成することで、必要な情報を伝達する保護者の能力をアップさせること、また、この活動を通じて、保護者が支援者に対して抱きがちな受動的な意識を、本人が生き生きと地域で暮らすためには、支援者を積極的に生活に取り入れる必要がある、支援を受けることは障害当事者の権利であるという方向に、前向きに捉えられるような意識改革を目指しています。

講演会 日程

 第1回 6月8日(土)  午後1時〜3時    場所:三鷹市 福祉コアかみれん (終了)
「地域生活支援について」
〜介助者と一緒に地域で生きる〜 
立教大学 教授 赤塚 光子

 当日のレジュメ


 第2回 9月14日(土)  午後1時〜3時   場所:三鷹市 福祉コアかみれん
「伝える情報、伝わる話し方」
    〜相手に伝わる説明を、介助者利用の当事者と話し合う〜
             武蔵野市「生活支援センター・び〜と」     岸本啓子
             三鷹市 「街角自立センター」          宮城永久子

第3回 11月16日(土) 午後1時〜3時      場所: 未定
「あなたは子どもが何をしたいか、どこに行きたいか知っていますか?」
〜介助側からの幅広い活動提案、個別援助の実態を聞き、活動内容を考える〜 
講演者(未定) 
     
第4回 1月11日(土)  午後1時〜3時      場所: 未定
「強くなろう、お母さん 子どもの願いをかなえるために」
〜八百屋、福祉ショップなど、幅広い活動場所を作ってきたお母さんのお話〜
      NPO法人サポートセンターあおぞらの街    理事長 明石洋子(予定)
  川崎市地域福祉育成会 全日本手をつなぐ育成会 

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