3-1 教育を考える

「教育」を考えたとき、各学校の評価をしてみたいという気持ちがありました。学校の施設状況、個別教育の充実度、権利擁護が守られているかどうかについて、アンケートを配布して採点することも提案しましたが、現時点では自分達の活動にそこまでの力がないということで、断念しました。学校を評価できる日はやってくるのでしょうか。

最近は学校教育で、地域との協力や、個別プログラムが提言されています。公立学校でも校区が撤廃されれば、学校独自の特色を打ち出し、生徒を獲得するための工夫が凝らされるようになるでしょうから、私立学校は今までよりも競争が激しくなるでしょう。障害児の学校(学級)の選択肢が増えて、子どもの個性に合わせた選択ができるのが理想です。

特殊学級の先生が障害の特性を知らないとか、養護学校の指導法が確立されていないなど、障害児を集めただけの隔離教育では困ります。先生個人の努力や能力に頼る状況、学校は預かるだけという状況になってないでしょうか。教育実習の時間を増やし、障害の特性を把握した最新の指導方法の研修を、全教師が受けられる体制作りを望みます。

先生がいつも忙しそうで話をする時間が無かったり、指導法について疑問に思ったことを質問したり、良いと思う指導法を提案することが難しい現状について、学校全体で教育環境の見直し、例えば複数担任制や、基礎的な学習の時間に習熟度別授業を採用すること、ゆとりのある教育のために学校行事を減らすことなども考えてほしいです。個別指導を受けられない普通クラスへの「放り込み」では、学習面でのデメリットが心配です。

障害の特性に合わせた「個別教育」を、地域の学校で(場所のインクルージョン)、個性に合わせて選択して受けられる。本当の意味での「インテグレーション」=「統合教育」が、実現することを願っています。理想の教育を実現するためには、親が学校や行政に働きかけていくことも大切なのではないでしょうか。

         
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