4-1 放課後・余暇の活動


4-1-1 地域の放課後・余暇活動の紹介
4-1-2 地域を越えた活動の紹介

 4-1-1 地域の放課後・余暇活動の紹介

 

障害のある子どもにとって、保護者にとって、放課後・余暇を充実して過ごすということは結構大変なことです。お母さんやお父さん、ボランティアさん達が、子供達が楽しく過ごせるように運営している活動をいくつか紹介します。どんな活動に参加するか、どこに行きたいかはひとりひとり違います。何人かの保護者のアイデアと熱意で始まった活動がどんどん広がって、行政から助成をゲットして次の世代に受け継がれていけば、これからの子ども達にたくさんの選択肢ができることになります。それぞれの活動を応援し、自分達の活動を始めましょう。こども達の笑顔のために、ユニークなアイデアと実行力(体力?)で、さまざまな活動を続けているみなさん。ネットワークを作ってお互いの活動を応援していきたいと思います。

 

杉並区

 

ぎんなん会                               TEL&FAX 03-3333-8327

(内容) 重度の知的障害のある学齢児に生活訓練をしています。

     水・土 空き缶回収・つぶし作業、ボールペン組み立て、調理実習、歩行訓練

 (場所) 済美養護学校

 

フォスター                                 TEL 03-3334-8155(野上)

popke                                 TEL 03-5930-5846(長尾)

(内容)  障害のある子の放課後、余暇活動のサークル。

      就業や家庭の事情により、時間に制約のある保護者に代わって、障害児の保育、集団

教育を行っています。「楽しい放課後活動」をめざしています。週4〜6日の放課後活動(絵画・調理・工作・音楽)各種イベント(遠足、お祝い会など)

 

ネコのトランク                           TEL 03-3336-7791(コネコの家)

ほうかごくらぶコブタの家                     TEL 03-3339-8773(コブタの家)

 (内容) 日常生活に必要な訓練・指導を行います。生活を豊かにすることが目的です。

      放課後や休日にスタッフや友達と遊ぶという楽しい経験を通して、コミュニケーションの手立てを学ぶことを第一に考えて、基本的生活習慣など、訓練をしています。中学生には自立に向けてのトレーニングもしています。 


     わたぼうしの会                          TEL 03-3394-9402(池部)

      (内容)通信の配布。水泳、旅行、乗馬療法の勉強会やポニー乗馬会の開催など。

 

 〜代表の池部典子さんからのメッセージ〜

 

こども発達センター「たんぽぽ」に通う子どものお母さん達で、障害を持つ子どもを育てる悩みを相談をしたり、情報交換ができればと1995年に会を作りました。子どもの障害の状態は様々ですが、気持ちを分かりあえる仲間がいることは心強く励みになります。具体的な活動は、通信の発行や例会でのおしゃべりの他、学童期の問題として公立小中学校の介助員制度の導入に向けて、行政と話し合い、ポニー乗馬会の開催、MOVE(重度重複障害児の教育プログラム)の杉並MOVE塾など、少しずつ広がっています。子どもを取り巻く環境を整えるために、一人ではできない事が、会員で協力する事によって形になってきています。子どもに障害があるとわかってからの不安や苦しみは、仲間がいることでだんだんになくなりました。愚痴を言い合ったり、おしゃべりをしたり、相談しあったり、お互いに刺激になり子育てもがんばっていけます。子どもの成長とともに、会も成長していこうと思います。

 

     杉並おもちゃ図書館                          TEL 03-3391-0135(内山)

     (場所)あさがやみなみ児童館内



練馬区

 

グループトトロ                              TEL 03-5387-7943(森下)

       (内容) 主に、大泉学園、光が丘、石神井を中心に活動している。知的障害のある子供の余暇活動を
         皆で考え支えるグループ。
         第4土曜日10時〜12時 音楽指導、調理、プール、その他など。 

   ※対象年齢は、ご相談下さい。
  

グループひまわり                               TEL 03-3920-0810

     (内容) 障害を持つ子も、持たない子も、一緒に過ごしていきたい。」という思いで活動しています。

              カンガルービクス(障害児を中心とした親子参加のエアロビクス)、E-クラブ(図工・調理・
          畑作業・お出かけ・プールなどの余暇活動)、ポニー乗馬会。

       お母さんの勉強会(障害児の算数・国語指導の勉強会)、ミーティング(月一回)

     ひまわり通信の発行(月一回)レクリエーション等。

〜代表の木村章子さんからメッセージ〜

障害を持つ子どもだけでなく、持たない子どもも共に活動する事で、お互いに個性の違いを認めた上での「友達」という関係が出来ることを願い、又、障害を持った子どもたちが地域で理解され、当たり前の生活が出来る様になって欲しいと強く希望しながら、活動しています。「ぐるーぷ・ひまわり」の会員になって、活動に参加ください。

 

三鷹市

 

あそびっこくらぶチクサク                    TEL 0422-47-5724(青柳)毎年変更  

 (内容) 毎月1〜2回、日曜または祝日。公園、プール、動物園、遊園地へのお出かけやコミセン
      で料理したり、ゲームしたり、夏はキャンプ・クリスマス会有。

        ※年会費25000円、交通費、おやつ代がかかります。

 
          サタデー学級                         TEL 0422-54-5493(村上)

※学校週5日制を機に、養護学校の親が自主的に始めたグループ活動です。

      (内容) スポーツの部 毎月第2土曜日10時〜12時 三鷹市立第一中学校体育館
                          ソフトボール、なわとび他

    文化部    毎月第4土曜日1時半〜4時半 三鷹市社会教育会館
                調理とみんなで歌おう

     ※年会費2000円、参加活動費500〜、地域外の受け入れ可

 

          みんなの本箱                             TEL 0422-48-4252(直岡)

     (内容) 毎月第1・第3土曜日2時〜4時 三鷹図書館本館(TEL 0422-43-9151)
               絵本・紙芝居などの読み聞かせ。ゲーム、工作、お絵かきなど。年2〜3回はお花見、
           カラオケ、ボーリングなど。

 
       三鷹おもちゃ図書館                           TEL  042-342-8718(池田)

         (場所)三鷹ボランティアセンター内

        spaceのびらか                               TEL 0422-45-3777     

          (内容)  三鷹市下連雀にある喫茶室です。たくさんの絵本が置いてあり、リサイクルショップも
           併設されています。各種イベント(絵画展、パソコン教室、講演会、etc.)が盛り
           だくさんで、車椅子でも大丈夫な施設です。

                喫茶室は、どなたでもお越しください。イベントについては、定員がある場合もありま
           すので、電話で予約してください。

 

4-1-2 地域を越えた活動の紹介

 

よかよかねっと                              TEL 090-4811-4304(佐野)

                            URL http://www.eft.gr.jp/yokayoka

 (内容) 月一回程度、父親が中心となる休日の活動。ホームページ・メーリングリストで

     参加を募集し、毎回、多彩な余暇活動を提案・実行しています。

〜代表の佐野恭一さんからメッセージ〜

「よかよかねっと」を始めて1年半、企画の数も現在募集中を含めて15回。1ヶ月に1回ペ-スでやって来ました。タイトルもいろいろ凝ってるんですよ。「高尾山ゆっくり登山」

「渋谷ぶらぶら探検隊」「あさりどっさり潮干狩り」「鉄道マニア大集合」「父子合宿初挑戦」「ちんちんでんしゃと荒川ゆうえん」「さくらまつり花見」「人形劇とおもしろライブ」「プール&お風呂&ビール工場見学こどもはジュース、おとなは...旨い」。毎回、1ヶ月位前にメーリングリストとホームページで発表して、平均的には6組くらいの参加かな?常連さんもいらっしゃいますが、「はじめてなんですが…参加できますか?」というメールいただくと、とってもうれしくなりますね。大きな事故は無かったけれど、事件はいろいろありました。親父と子どもの2人で参加が多くて、普段慣れていない子どもの世話に“汗だく”です。短時間の行方不明はよくありますが、意外に多いのは一緒にきた兄弟が迷子になるケース。大丈夫だとういう既成概念、間違った安心感が起こす事件ですね。

平日は、父親は仕事、母親が育児というパターンですが、「よかよか」では、多くのお父さんが参加します。お父さんが他家の子育て、親子関係を知る絶好のチャンスです。自分の子どもよりも年上のお子さんがいると、「将来あんな感じかなあ?」なんて想像します。それと普段は、お弁当なんか作ってくれない母親が、この日は朝からいそいそとおにぎりを作ってくれるんですよね。親父と子どもが出かけた後の自由時間って、よっぽど楽しいんでしょうね。でも、「吉祥寺でも行ってきたの?」と聞いたら、「貯まった洗濯物、一気に片付けた」という答え。多動の子どもがいると、家事もできないんですね。

            

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