ゲストアシスタンスカードの 「速やかに案内する」制度 復活を願う 意見と署名大募集! |
東京ディズニーリゾートのゲストアシスタンスカードの制度の核であった、心身の障害により列に長く並ぶことも列の他で時間を潰すことも困難な人たちが対象の「待たずにアトラクション」に案内するというサポートが、対外的には、なんの予告もなく、2002年4月1日に、待てないことを示す医師の診断書が必須、となり、さらに2月もたたない5月20日、突然廃止となりました。 この制度は、2000年4月1日に私たちをはじめ多くの方々の願いを受けて始まって以来、それなくしては利用が不可能な数多くの障害をもつ人や子どもたちが利用し、その人生に大きな喜びと東京ディズニーリソートに対する感謝の輪を広げてきました。その導入運動のために1999年3月に立ち上げ、現在はしくみやマスコミの関連記事等を紹介するこのページには、50近いディズニー関連のサイトがこの制度とその利用者を応援する「サポーター」としてのリンクを張ってくださり、しかもその過半は、障害と全く関係ない一般のディズニーファンのページでした。私たちは、障害があってもテーマパークが楽しめることに感激し、しかも、それを通じて障害とは直接の関係のない一般の利用者のみなさんとも深い結びつきができるというTDRのゲストアシスタンスカードがもたらした縁に感激し、「さすが全ての人への夢の国」と称え、TDRの顧客理念と懐の深さに感謝しています。 しかし一方で、「不正利用を防ぐため」という理由で、このゲストアシスタンスカードのことはTDRのバリアフリー情報にも一切載らず、私達それを必要とする者やその家族や支援者が口コミで伝え、利用普及するしかありませんでした。そういう「制度はあるが非公開」という状況のなかで、外見からわかりにくい障害である自閉症等の利用者を中心にそのカードを使って入場する際に、障害という理由を知らぬ一般の顧客からの冷たい視線にさらされることもあり、不正利用防止という非公開自体の大儀名分にも、「裏技」を好む最近の風潮から、不正利用をかえって引き起こす温床になるのではないかという懸念をいだき、かなり以前から「制度の公開」をお願いしてきましたが、うけいれられずにきました。 その「不正利用を防ぐために非公開」とした制度が、非公開のまま、しかも「不正利用」を理由に廃止されてしまうことには、なんとも釈然としないものがあります。また、なんの予告もなしに制度が変更、また急転直下廃止となった結果、診断書が必要なことを知らなくて入場しても利用できなかった障害当事者、やっとの思いで診断書をとても「診断書あっても利用できない」と宣告された障害当事者が続出し、挙句の果てに、「制度廃止を知らずに診断書をもってきた人はそれを買い取らせてもらうことで了解もとめる」というなんともやりきれない繕策が示されるにいたっては、「進んでいる」といわれてきたTDRのバリアフリーの理念やCS(顧客満足)対応の質にも疑問がでてきてしまいます。 もとより、TDRで最初にカードの制度を導入してくださった責任者のかた、利用を支援してくださったパークのキャストのみなさんや一般の顧客のみなさんには深く感謝していますし、不正利用には断固抗議し反対します。しかし、きちんとした不正防止策を講じることもなく、制度を闇から闇へ葬るかのごときの対応を先行させることが、障害者対応においても大きな影響を及ぼすTDRで行われてしまってよいものでしょうか。 なお、同様の「速やかに案内する」サポートは、ユニバーサルスタジオジャパンでも行われておりますが、特段の問題は起きていないそうです。 ぜひともみなさまのご協力をお願いします。 |
お願い ハードのバリアフリー以外にも必要なバリアフリーがあり、それを必要とする人や子どもがいるということを忘れないでください。 アシストが必要な人たちのことをまず考え、障害のある人のためにエレベーターを作ったのに障害がない人がエレベーターに乗るからそれを廃止するがごとき性急で心無い対応を考え直してください。 バリアフリー検討プロジェクトに障害やサポートについてきちんと見識のある障害当事者や関係者もいれ、実効性もあり、本当に必要な人にも迷惑の掛からない不正防止策を検討してください。 上記趣旨に賛同し、ゲストアシスタンスカードの「速やかに案内する」サービスの復活を望みます。 |
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